【 頑なに殻にこもる野口 】
当時、黄熱病は南米で流行していました。
そして、アメリカの研究チームにより、黄熱病には蚊が媒介している事実は突き止められました。
しかし、病原体の特定には至っていませんでした。
そこで、野口は南米に赴き、黄熱病の研究に取り組むものの、
黄熱病の症状と酷似している・・・
ワイル病の研究にも「同時」に取り組む・・・
という状況でした。
しかし、現地では蚊を絶滅させる事で、これ以上の感染拡大を防ぐ取り組みも実施されていました。
つまり、
感染が終息(収束)すると・・・
野口が取り組んでいる研究も意味を成さない・・・
という事実を、「同時」に意味します、、、

そして、黄熱病の研究方法を巡り、
他の研究者から「忠告の声や意見」も出されていたものの・・・
やはり野口は同じく「耳を貸さない」・・・
との、頑なに殻にこもる姿勢を取り続けました。
すると、野口は僅か1ケ月程度で「黄熱病の病原体を特定した」と、サイモンに報告します、、、
【 思い込みが目を曇らせた!? 】
しかし、アメリカの研究チームが「黄熱病は、人間以外の動物には感染しない」との検証結果を、既に発表していました。
つまり、野口が動物実験で扱った動物も同様なので、野口が黄熱病の病原体を特定するのは、不可能なはずです。
そして、「後に」事実が判明しますが、実は、野口が特定したのは、
黄熱病の病原体ではなく・・・
ワイル病の病原体だった・・・
という事です、、、

勿論、「当時の」野口は黄熱病の病原体を特定したと「思い込んだ」可能性もあります。
ただ、野口は即座に、
黄熱病の病原体を特定したと発表し・・・
黄熱病の抗体を作り出すワクチン開発に取り組む・・・
という流れになりました。
そして、野口ワクチンと呼ばれ、同じく世界中から賞賛を浴びました。
しかし、南米では既に黄熱病は終息(収束)していました。
故に、
野口ワクチンの効果を確かめる術はなかった
という事です。
更に、1924年にアフリカで黄熱病が発生した際、
野口ワクチンは全く効果を発揮出来なかった
という結果に終わりました。

【 自ら被験者になるものの 】
1926年、ハーバード大学の感染症研究者のマックス・タイラーが、
野口の研究は間違っているのでは!?
との論文を発表しました。
つまり、この論文により「野口が発見したのは、黄熱病の病原体ではなく、ワイル病の病原体だった」という事実が、ほぼ証明されつつありました。
故に、野口ワクチンの投与は中止されますが、同じく「現在」では、黄熱病の病原体は細菌ではなく、ウイルスと解明されています。
しかし、1927年、野口はアフリカへ向かう際、
野口ワクチンを自らに接種
しました。
しかし、当然の如く、
野口は黄熱病に罹患し・・・
それが原因で1928年に他界・・・
という末路になりました、、、

では、ひとまず番組から離れ、視点を少し補足します!
【 同じミスでも違う 】
医学にせよ科学にせよ、人間関係にせよ仕事にせよ、
「誰もが」間違いや失敗やミスを起こす!!!
というのは事実であり真実です!
そして、間違いや失敗やミスを、
100%防げる方法はない!!!
というのも事実であり真実です!
ただ、
常日頃から・・・
注意を向ける「心掛け」を保っていれば・・・
「大きなミス」に拡大する前に・・・
「小さなミス」で収まる可能性を・・・
格段に高める!!!
という効果があります!

そして、「心掛け」の中には、
他者の意見や考えに「耳を貸す」
という事も含まれます、、、