もしコロナ禍にヒトラー(のような存在)が現れたら ~嗅覚を磨く~


『 「ユダヤ人の首を吊るせ、悪者を撃ち殺せ」と熱狂的に《 歌って 》いました。
  それが実際《 何を意味するか 》までは、深く《 考えません 》でした。

  叩き込まれたのは「富豪階級のユダヤ人が金を不当に儲けている」「国民に寄生する輩(やから)がどこかにいる」という事でした。 』

 


『 ユダヤ人という《 言葉 》は《 価値を貶(おとし)める 》時に使われました。
  《 学校 》で何か問題が起きると「ここはユダヤ人学校ではないぞ!」と叱られました。
  「ユダヤ人経済」という《 言葉 》も覚えています。
  (教えられたユダヤ人経済の意味とは)《 無秩序 》です。 』

 

このように、ヒトラーは人々に「煽(あお)りに煽り」を重ねて、1939年にポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が始まってしまいました。
そして、ヒトラーは自らの演説やラジオを通して、国民に「嘘」の事実を流布していきます。
更に、1941年にソビエトに侵攻し、ここでもロシア人などは「価値の低い人間」であって、勝つのは簡単などの流言を広めていきました。
では、この第二次世界大戦の「(時代)背景」における「証言」を見ていきます!

 

○(第二次世界大戦での「嘘」の事実を信じ込まされた男性)
『 ドイツが攻撃を受けたと聞いて《 怒り 》が湧きました。
  ほとんどの人が、ポーランドは占領されて《 当然 》と考えていました。 』

 

○(ある男性)
『 ロシア人はポーランド人より更に価値が低く《 汚い 》とされました。 』

 

○(ある女性)
『 ヒトラーはロシアを全滅せねばならないと言いました。
  ロシア人は共産主義者で価値の低い人間だと。
  ドイツ人のような《 人間 》ではなく《 根絶やし 》にすべきだと言うのです。 』

 

○(ある男性)
『 ソビエトとの開戦以降よく《 耳にする 》ようになりました。
  《 ニュース 》映画で見る(ロシア人の)捕虜たちの痩せ細った様子が《 証拠 》だと思いました。

  《 なぜ 》彼らがそうなったのかまでは《 考えが及びません 》でした。 』

 

このように第二次世界大戦も真っ只中の状況にありましたが、このソビエト侵攻以降、皆さんも一度は見聞きした事があるかと思われます、ユダヤ人の「強制収容所での殺戮」に更なる拍車が掛かっていきました。
その殺害された人数は、およそ600万人と言われております、、、

そして、これも、もう皆さんもお分かりの通りかと思いますが、「優生保護(思想)」や「命の選別(生きる価値の有る者・生きる価値の無い者)」という事が実際に行われていた「証拠」です。
また、それと同時に、この「源」では、現在のSNSなどでの悪意を持った「拡散」や「誹謗中傷」と同じようにも感じます、、、

では、強制収容所にまつわる「(時代)背景」からは、幾つかの「証言」がありますが、まずはその一つを見ていきます!

 

○(ある女性)
『 強制収容所という《 言葉 》はベルリンでは知られていました。
  そんな《 言葉 》は聞いた事がなかったと言う人がいれば、それは《 嘘 》です。

  何が起きているかも薄々《 気づいて 》いました。
  酷い事が起きていると。 』

 

(そして、何故、声を上げなかったのか?と問われ)
『 《 今 》だから「何故、何も言わなかったのか?」と《 問う 》事が出来るのです。
  おそらく《 恐怖 》からです。 』

 

では、強制収容所の話はひとまず脇に置かせて貰いますが、次第にヒトラーは演説やスピーチを「他の人に任せる」ようになっていきました。
その理由は、スターリングラード攻防戦で大敗北を喫した事と言われているそうです。
この頃は敗戦間近という状況になっていましたが、その「(時代)背景」に向けられた「証言」に進んで参ります!