AI(人工知能)から考える・・・自分という私達 ~シンギュラリティ問題も含め~ 

『 主観が入り込むのを怖れ過ぎるあまりに・・・

  AI(人工知能)の判断結果が絶対的に正しい!

  という「新たな思い込み」を生み出さないのかな・・・? 』

 

と「私自身への問い掛けやつぶやき」が囁(ささや)いておりました。
ちなみに、私も45歳独身で、過去に結婚歴も無い事から、世間一般的には、何か欠点?欠陥?を持っていると思われるのかもしれませんね(笑)
冗談?はさておき、このように後半では「私自身への問い掛けやつぶやき」が主となって参りますので、少しづつ馴れていってみて下さい!

 

次の4つ目のケースは、健康診断のデータから、その人の将来罹(かか)りそうな病気の種類や、罹った時の医療費などを予測する為!というものです。
これも実際に生命保険会社が導入しているAI(人工知能)の活用事例です。
この導入により、以前であれば(例えば高血圧の持病があるという理由だけで)生命保険に加入出来なかった人が、逆にAI(人工知能)が病気罹患率を低く判断する事により、加入出来る人が増えているというケースも多くなって来ているとの事です。

一方で、病気のリスクが高いとAI(人工知能)が判断した際には、(将来の事は誰にも分からないという前提がありながらも)保険料が高くなったり、加入出来ないというケースも出て来る事から、番組で紹介されていた生命保険会社においては、この点も重々考慮に入れて慎重に判断しているそうです。

 

では、最後のケースは以前のTOPICSでも取り上げた事がありますが、アメリカでの心臓移植医療に活用する為!です。
これは、誰に移植をすれば、より延命率が高くなるかをAI(人工知能)が判断し、移植を待っている患者さんの「優先順位」を決めているというものです。
勿論、この判断には医師個人の見立ても含めて決めているそうですが、概ねはAI(人工知能)の判断と同じになる事が多いそうです。

先ほどの生命保険のケースと同様に、「将来の事は誰にも分からないという前提がありながらも」という点が、とてもとても問われている事例の最たるものかと感じます。
これは、「優先順位という判断」をご自身やご家族等の身近な人に当てはめてみると、かなりの「賛否」が割れるのは目に見えている活用例でもあります。

 

では、ここで、AI(人工知能)と言っても千差万別に様々な種類や性質がありますし、そもそも、何となくのイメージしか分からない、、、という方も多いかもしれませんので、一般的なAI(人工知能)の仕組みの幾つかを、簡単にご紹介致します!

 

① AI(人工知能)は入力された膨大な「データ」の蓄積の中から「特徴」と「共通点」を活用して判断する

② その入力するデータは「人間(開発者)」が選別している

③ ①と②から、AI(人工知能)には「人間(開発者)」の価値観が(どうしても)反映されてしまう

 

これが大まかな仕組みとなっていますが、②に関しては「ブラックボックス問題」と呼ばれているものです。
つまり、価値判断を提示するAI(人工知能)に入力するデータそのものが、どのような価値判断で選ばれているのかは分からないというものです。
また、③における価値判断では、当然の事ながら、国、文化や宗教観の違いなどの様々な影響も及んできます。

では、ここからは「私自身への問い掛けやつぶやき」を『 』の部分に込める事で進めて参ります!