潜在意識と魂の視点から考える「ゲーム障害」 ~依存症も含めた調和とバランスなどの視点から~ 

第243回:『 潜在意識と魂の視点から考える「ゲーム障害」 ~依存症も含めた調和とバランスなどの視点から~ 』

【 その他参照ワード:ネット依存外来、エコノミークラス症候群、eスポーツ 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

先日1月19日の『 報道特集 』(TBS)という番組で「ゲーム障害(Gaming disorder)」が取り上げられていました!

私も小さい頃からゲームをしていて、今でも時折、時間を忘れて遊んでしまう事もあります(笑)

 

また、最近では「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」もあります。

プロとして賞金を獲得する人もいたり、2022年のアジア競技大会(アジア版オリンピック)では正式種目として採用される模様や、更に2024年のパリ五輪では追加種目として検討されているそうです。

では、この番組からの紹介も含め、進めていきます!

 

 

【 ゲーム障害の一例 】

現在の世界のゲーム人口は約24億人と推測されています。

そして、番組で紹介された一人の高校生の事例では、ゲームを取り上げられると我慢出来なくなり暴力を振るってしまいます。

 

一方で、ゲームをしていてもイライラするし、でもゲームも止められない状態が続きます。

それから無気力感が生じ、死んだ方が楽ではないか、、、と、引きこもりの状況になっていきました。

 

そして、このままでは死んでしまうのではないかと切羽詰まり、親御さんなど大人7人掛かりで体を縛り付けて病院へ運んだそうです

 

 

【 ネット依存外来 】

その時に運ばれた病院が神奈川県にある久里浜医療センターです。

この病院では8年前から「ネット依存外来」を開設しています。

 

そして、この高校生はそのまま入院となり、長時間(期間)に渡って体を動かさずにゲームをし続けていた為に、足などに出来た血栓が肺の血管に詰まる「エコノミークラス症候群」も同時に発症していました。

 

そして、この病院の医師のコメントでは、「ネット依存外来」の9割以上の患者が「ゲーム障害」と診断されるそうです。

また、「ゲーム障害」の7割が未成年者で、特に中・高校生が多いそうですが、大人も発症します。

 

【 韓国の現状とシャットダウン制度 】

番組では韓国の事例も放映されていたので、それを少し紹介します。

韓国では、2002年にオンラインゲームを長時間続けた24歳の男性が、重いエコノミークラス症候群を発症して亡くなりました。

また、2010年には14歳の男子中学生がネットゲームを巡って口論となり、家族を殺害する痛ましい事件も起こりました。

 

このように韓国では社会問題となり、2011年から「シャットダウン制度」という政策を導入しました。

この「シャットダウン制度」とは、満16歳未満の人は午前0時前になると画面に警告が表示され、朝の6時まで自動的にゲームを出来なくさせるものです。

 

 

【 心へのアプローチ 】

同時にもう一つの制度として、ネットやゲームへの深刻な依存を抱えた少年少女を専門的に治療する「国立青少年インターネット依存治療センター」が開設されました。

この施設ではカウンセリング、心理療法、運動療法、音楽療法などが治療として取り入れられています。