【 私の母からの体験談 】
ここで私の母の話を少しだけ紹介します。
私の他界した母は病を発症した後に、少し心のバランスを崩しました。
当時の私は東京で行政書士をしていながら、出来る限り帰省出来る時は戻って来ていました。
そのような中、仕事中であるにも関わらず、母から何度も携帯に電話が掛かってくるようになりました。
そして、その電話も次第に1~2時間とドンドン長くなっていき、仕事中の旨を告げるとガチャリと電話を切られる事も度々重なりました。
そのような状況が続いていた中で、当時の私の正直な本心は、
母から電話が掛かってくるのが怖い
と思う時も度々ありました。

これは、鬱などの症状の人を支え、寄り添っている家族や知人などでも、似たようなケースはあるでしょう。
ただ、現在鬱などの症状で悩んでいる人が「自分の責任だ」などと、自分を追い詰める事は決してしないで下さい。
また、このような事は誰かに非難や批判されるものでもありません。
この後、その理由をコメントしますので、どうかご安心下さい。
そして、私が帰省をする折に触れ、更に電話でも次の言葉が母の口から出る事が多くなっていきました、、、
それは、
今の状態のままなら・・・死んだ方がマシだ・・・
と、、、
既に気づいているでしょうが、先ほどのTV番組の兵士も、そして私の母も、
強く! 生きたい!! と願っていた!!!
のは間違いありません。
しかし、その生きたいという強い思いとは裏腹に「死にたい」と口に出るようになる、、、
これが先ほどの、
「逆転現象(自己矛盾)」
です。
この点も「なった人(経験した人)にしか分からない」という共通した思いでしょう。
そして、母の口からは協力してくれている人への非難めいた口調も多くなっていきました。
そして、医師から「もう難しいだろう」との話もありながら、一縷の望みを託す面も含め、入院して抗癌剤を投与する事になりました。
すると、最初の抗癌剤を投与する前日の晩に、母から電話が掛かってきました。
その内容は、
協力してくれている人への感謝と、とにかく出来る事はやって頑張ってみる
と、とても落ち着いた雰囲気と口調でした。

私にとっても、久しぶりに元の母という感じで話が出来たのを今でも覚えています。
そして、抗癌剤投与後は体が言う事を聞かなくなり、見舞いに行っても話もほとんど出来なくなりました。
私にとっては先ほどの母からの電話が、本当の最後の会話であったように今でも感じています、、、(なお、抗癌剤の投与の是非を述べている訳ではありません)
そして、今では、
心のバランスを崩した母も、普段通りの母も、どちらも真実の母である
と理解出来るようになっています。
【 魂は健全である 】
現在、色々な支えや寄り添っている人も、今回の魂の視点から、
どのような現状(状態)に見えようとも(映ろうとも)魂は健全である
という面を、心が折れそうな際には頭の片隅にでも入れてみて下さい。
そして、現在鬱などの症状で悩み苦しんでいる人も同じように「今からの新たな出発点」として、
どのような面の自分を「発見」しようとも、まずは、どれもが「今、現在の自分自身」である
という面を受け入れてみて下さい。
