魂の視点から考える鬱などの症状 ~望む自分と望まれる自分との違い~ 

これもどのような背景や根拠から囁(ささや)かれているのかは分かりませんが、よく次のような傾向が言われたりしています。

 

鬱などの症状は自殺に繋がる可能性が高くなる・・・

 

と。
確かにそのようなケースがある事も残念ながら事実の面もある事と感じますが、現在では、

 

鬱などの症状 ≒ 自殺 という社会的暗示が・・・あまりも蔓延(はびこ)ってしまっている・・・

 

という、本末転倒な状況が生み出されてしまっているようにも感じます。
例えば、最近あまり気分が優れないと感じ、鬱症状などのセルフチェックをしてみたら多く当てはまっていたり、あるいは、お医者さんから鬱傾向が見られますよ、などと言われたとします。
もしこのようなケースに自分がなった時には、とても多くの方が、先ほどの、

 

鬱などの症状 ≒ 自殺

 

という図式が、瞬時に、しかも無意識に脳裏を掠(かす)める事と思います。
そして、

 

誰もが恐怖に駆られる・・・

 

というのも、本音の所であると思います。
そして、この点に関しては、次の事を覚えて頂ければ幸いです。
それは、

 

「怖れ」を怖れ過ぎると・・・

逆に・・・

「怖れ」を強化してしまう・・・

 

という点です。
つまり、

 

自殺(をしてしまうのではないか?)を怖れ過ぎる為に・・・

その怖れを(無意識の上で)強化してしまい・・・

自殺を避けようと必死に怖れを活用する事で・・・

さらに怖れ(自殺)に意識を向け続ける結果となる・・・

 

という意味です。
そして、この点に関しましても「なった人(経験した人)にしか分からない・・・」というご意見やご感想も多いかと思われますが、まずは、このポイントに関して二つご紹介致します。

先日、ETV特集「隠されたトラウマ ~ 精神障害兵士8000人の記録 ~ 」という番組が放映されていました。
詳しい内容は今回のテーマの趣旨ではありませんので省きますが、これは千葉県の精神科病院に、敗戦直後の焼却処分を免れた陸軍病院の極秘資料が残されていた所から始まります。

これは、日中戦争から終戦まで、戦争により心を病み精神神経疾患を負った8000人の兵士の病床日誌(カルテ)です。
当時は陸軍からこれらの資料の焼却を命ぜられたが、心(魂)ある医師達により、同じ事を繰り返させぬ為に持ち出されたものでもあります。
そして、この番組内では、次のような事象が頻発したとされています。
それは、

 

『 戦地に赴いた兵士の中には、

  とても強く・・・生きたい・・・生きたい・・・

  と思っていたにも関わらず・・・

  自らの命を絶つ兵士が多く出てしまった・・・ 』

 

というものです。
また、外国においては現在でも帰還兵の抱えている様々なトラウマ等は、多くの依存症を引き起こしていたりと社会問題にもなっています。
日本においては現在では状況が多少違う面もあるのかもしれませんが、ヒプノセラピー(催眠療法)やレイキ ヒーリング諸外国においては保険適用とされている国があるのも、このような背景や状況から行われている側面もあります。

 

そして、次は私の母のお話です。