「繰り返される」浮気の本質にあるのは何か? ~過剰な自己愛と共依存~

繰り返される浮気を、病気であるなどの言い訳にしてはならない

 

という点があります。
これは皆さんも耳にした事もあろうかと思いますが、「あの人の女(男)癖の悪さは病気だから」など・・・
これは、別のご病気などを治そうと頑張っている方々に大変失礼な言葉になってしまうと同時に、

 

病気などと言い訳をしている内は、間違いなく延々と繰り返される

 

という結果になります。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、この「病気だから・・・(仕方がない)・・・」との一言が言われ続けている状況というのは結構多いものです。
これには、あくまで当人同士、あるいは、本人の問題だから関与しないというケースもあるでしょうし、ある意味の物分かりの良さを演じている面もあるかもしれません。

そこでまず、繰り返し浮気をしてしまう「本人」から相談などをされた時には、このような、

 

何かの言い訳を許していては、本人の為にはならない

 

という点を踏まえて、しっかりとあなたなりの考えを伝える必要性があります。
ただ、浮気をする本人から相談されるというケースはかなり少ないかと思われますが(苦笑)
では、恋人や配偶者などが繰り返し浮気をして困っている、と「浮気をされている当人」から相談された場合には、次の事をしっかりと見極め考えるように促して下さい。
それは、

 

「繰り返し」浮気をする人は・・・実は・・・(ほぼ)100%自分だけを愛している・・・

 

つまり、その人の浮気という行動は一見すると様々な相手を愛してしまうという風に見えてしまうかもしれませんが、その心の内では、

 

相手を愛しているのではなく・・・愛しているのは自分だけ・・・

 

という面がとても強く働いており、誤解を怖れず申し上げると、相手は誰でも良く、だからこそ、相手の本当の姿は眼中に無く、

 

自分の自尊心を満たす事しか考えていない・・・

 

という本質が存在しています。
とても痛烈な皮肉のような表現ですが、私はあまりこのような強烈な言葉を用いるのは好きではありませんが、今回の「繰り返される」というケースでは、やはり本質をご理解頂く事が必要になりますのでご容赦下さい(笑)

そして、この「繰り返される」というのは浮気だけには限りません。
それは、

 

様々な依存症となっても現れやすい

 

という点が奥底では繋がっています。
アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存なども同様です。
全ては、

 

満たされていない何かを埋める手段となってしまっている

 

という所がポイントです。
そして、解決の糸口になるのは、

 

満たされていない何かを埋められるのはその人自身だけ
であり、
満たしていくのはその人自身の心の隙間

 

と言う事です。
つまり、何かを埋める道具として、浮気やアルコールなどの、

 

自分の外側にある何かで埋めようと試みても、それでは心の隙間は満たされない

 

という点を理解する所にあります。
そのような意味では、近頃では覚醒剤などの薬物中毒の方が、病気だから社会の方々にご理解頂きたい、とのコメントをしているケースも多々見受けられますが、私個人的には先ほどの病気を言い訳にしているのと同じように見えてしまい、幾ばくか疑問や違和感を感じる点もあります。
勿論、病院などでの治療や社会生活への復帰の支援などは必要でもありますし、社会や周りの方々も含めて一生涯見守り続けるという寄り添いの姿勢は大切な事でもあります。

少し話が逸れてしまいましたが、繰り返される浮気を止める方法は、