あなたも誰かのお手本になっていますよ ~反面教師も活用する~ 

限られた状況の中でも、出来る限りの事を出来る範囲内で最善を尽くす

 

という練習に切り替え、諦めないながらも、後輩の体の状態を考慮に入れたりと全国大会を勝ち進んで行きました。
そして、彼の最大の特徴は、試合中のピンチの状況でありながらも、

 

後輩や仲間の力を信じ、諦めずに、ピンチであるからこそ冷静さと理性をアドバイスし乗り越えていく

 

という姿を見せていきました。
三代目という事もあり、初代の谷口くんの諦めない大切さ、二代目丸井くんの行動力、そして、丸井くんの「口より先に手が出る」という点などを「反面教師」にし、信頼と忍耐という教訓も自分のものにし、自分なりのキャプテン像という姿を創り上げて、見事全国優勝を成し遂げました。

 

そして、四代目キャプテンに就任したのが近藤くんです。
彼は、丸井くん、イガラシくんの元で、とても素晴らしいピッチャーとして活躍していました。
しかし、目立ちたがり屋で練習嫌い、何より試合において多くのポカ(ミス)をやらかし続けていました。
丸井くんとは馬が合わず、しょっちゅう怒られていました。
試合に負けた原因とされた後輩も彼です(笑)

 

そのような、どちらかと言えばワンマンな傾向のある彼がキャプテンに就任した事で、前々キャプテンの丸井くんは先輩としてチームの事がとても気がかりであり、ことある事に口出しをしていました。
そして、そのようにピッチャーとしては一流でありながらも、キャプテンとしての資質には疑問符が付く近藤くんがチーム作りをしていくとメチャクチャになってしまうだろうと心配し、彼の父親がアドバイスをします。
それは、

 

キャプテンとしての姿は、後輩を育て上げる事にある

 

と。
つまり、彼がキャプテンとして過ごす最後の中学3年の試合に勝つ事を目的とするのではなく、自分がチームを卒業した後に、

 

残ったこれからのチームの姿で判断される

 

という、いわば入れ知恵を行いました。
今回の「キャプテン」の代々の個性は上記の通りですが、そこで描かれているのは、

 

キャプテンとしての様々な「姿」

 

です。
どれが良い、どれが悪いという「姿」ではありません。
どのキャプテンにも、長所もあれば短所もあります
そして、そのような長所や短所などの「姿」をどのように活かしていくかという事が、引き継がれ続けるキャプテンの役割としても描かれています。

 

このような「姿」というのが現れやすいのはお仕事などの職場などで多いかと思いますが、これは、ご家庭でも社会でも同様に、全ての状況において当てはまります
勿論、ここには年齢という壁も存在しません
年齢が上だから素敵な「姿」という事も当てはまりませんし、年齢が低くても素敵な「姿」を見せている人は大勢いらっしゃいます。

 

では、次は「反面教師」の観点から私自身の体験談をお伝え致しますが、そんな現実はあるの???と思われるかもしれませんし、また、この私の体験談は当時の相手の方を非難している訳でもありませんので(笑)
私は行政書士というお仕事をしていましたが、2つの事務所を経験しております。
2つ目の事務所はスタッフとして入所し、その後、そこにおいて経営者ともなりました。
今回のお話は1つ目の事務所での体験です。