最も誤解を生みやすいのはコミュニケーションがされていない隙間に・・・

お互いにコミュニケーションがなされていない部分

 

と言う点にあるという事です。
つまり、

 

これを聞いたら帰ってくる相手の反応が怖い、、、

 

という話題を避け続けてしまう部分にあるという事です。
実は、コミュニケーションの問題から人間関係が悪くなると思われる時、意見が全く合わない、考え方が全く正反対だ、あるいは、価値観が真逆だ、というケースに起こりがちと思われているかもしれません。
そのような場合も勿論ありますが、このような意見の対立などと、今回のTOPICSのケースとではその後を辿る経緯が全く違ってきます。

 

考え方などの違いでは、自らの意思や信念の元に、その後の関係性を変える事が出来ます
例えば、関係性を腹八分目から腹六分目に控えよう、あるいは、ご挨拶はするがプライベートにおける関係は出来るだけ遠ざけて行こう、あるいは、お付き合いするのはもう止めよう、などのように、

 

自分という軸から関係性を変化させる

 

ことが出来るという点に違いが生じてきます。
そして、充分な対話の産物としての価値観の違いなどがあるのであれば、そこに誤解が生じる隙間はそもそも生まれません。
相手と自分とでは、この部分が違うのだ、と確認する事が出来ているからです。
しかし、今回のテーマにおいては、コミュニケーションがなされていないが故に、

 

自分の中での相手の人物像が勝手に創り上げられてしまう

 

という迷路にはまりがちになってしまいます。
そして、相手に対する勝手な人物像がエスカレートしていくと同時に、

 

そのような人物像を創り上げてしまっている自分の内面もドンドン変化させてしまっている

 

という点に繋がっていきます。
今回のテーマでは、お互いに自分の事を心から好きになってくれるはすがない、、、という、

 

自分への自信の無さを、更に勝手に強化してしまっている

 

という所が迷路と言える所以にもなります。
そして、今回のテーマも正負の両面が成り立ちます。
それは、

 

言わなくても分かってくれるだろう、、、という信頼・絆

そして、

言わなくても分かってくれるだろう、、、という甘え・依存

 

ポジティブな面では、「阿吽(あうん)の呼吸」「以心伝心(いしんでんしん)」とも表現され得ますが、このような性質が自分本位の面に極端に作用してしまうケースもあります。
まさに、ストーカーなどのように、(自分勝手に)あの人は自分を好きでいるはずだ!などのような思い込みの場合にも当てはまります。
全てに対処出来る訳ではないかもしれませんが、ストーカーなどのケースでも、まずは、自分の本心を伝え、キッパリと断る事が第一歩となるとも言われています。

 

そして、コミュニケーションがなされていない部分が最も誤解を生じやすいとお伝えしてきましたが、そのことを頭の中に入れ置いて貰いつつも、もう一つ大切な点があります。
それは、どれほど身近な人であろうとも、

 

相手の内心に土足で踏み込んではならない

 

という点です。
あなたのことをよく知りたいから深い所まで教えて欲しい、とお願いしたとしても、相手の方の内心の事情というのも様々あるでしょうし、まだその時機(タイミング)ではないというケースもあります。
コミュニケーションがなされていない部分を知る事で、より良く相手の方を理解出来るというのも真実ですが、これが相手への押し付けになってしまっては本末転倒な事態を引き起こすキッカケにもなりかねません。
なので、このような際に、相手の内心を教えて貰う時には、