それ自体が既に「ネガティブ・低い」という方面に引き寄せられている
という観点から起こりがちな現象としても当てはまります。
そして、一般的には、
怖い憑依現象は未浄化な霊が引き起こし
そして、
素敵な気づきなどは、ハイアーセルフや守護霊、などからもたらされる
と捉えられているかと思います。
勿論、これも間違いという訳ではありません。
しかし、
未浄化な霊も、元々は私達と同じく生きていた人間
であり、
ハイアーセルフや守護霊は、自分自身の本質の現れ
と言われています。
つまり、未浄化な霊と捉えようとも、ハイアーセルフや守護霊と捉えようとも、
本質は同じ源であり、広義の意味では自分自身
と表現する事も出来ます。
そして、
私達は誰もがネガティブ・低い側面と、ポジティブ・高い側面の両方を同時に、かつ、常に変動させながら生きている
という実状があります。
つまり、
私達は誰もが、憑依を受ける要素を持ちつつ、気づきなどをもたらされる要素も兼ね備えている
という状態です。
そして、このような状態というのは、
至極自然な事でもあり、当たり前な状態
でもあります。
では、何が憑依である場合と、気づきがもたらされる場合との違いを生むのでしょうか?
ここで、天使の声と悪魔の声の登場になります。
皆さんもアニメや漫画などで、一度は天使の声と悪魔の声という表現を目にした事があるかと思います。
例えば、ある小学生のお子さんが学校から戻ってきました。
すると、机の上におやつが置いてあります。
とても大好物のお菓子です。
そして、ここで、
悪魔の声:「お腹も空いてるし、手なんか洗わなくていいから、早く食べちゃえよ!」
一方、
天使の声:「ちゃんと手を洗ってから食べなさい、と言われているでしょう!約束した事はちゃんと守らなきゃ!」
などの場面です。
葛藤という表現でも当てはまるでしょうし、このような葛藤というのは、子どもさんの世界より、大人の社会における方が多いかもしれません。
これも一見すると、
悪魔の声 = 悪し 天使の声 = 善し
と区分けしたくなってしまうかもしれません。
しかし、先ほど「あまりにも単純な区別はネガティブ・低い方面に引き寄せられている」とお伝えしました。
では、どういう事か見ていきましょう!
まず、悪魔の声の「手なんか洗わなくていい!」という点に着目します。
何かを食べる前に、あるいは、外出から戻ったら手を洗うという事は正論でもありますし、大切な事とも思います。
しかし、これが「過剰」になり過ぎると、
極度の潔癖症や強迫神経症のような症状に繋がる可能性もあり得る
という点が推測されます。
では、一方の天使の声の「約束した事はちゃんと守らなきゃ!」という点に着目します。
これもまさしく正論であり、約束を守らないという事は信頼を失う原因にもなりますし、相手の方に迷惑を掛けるケースもある事でしょう。
しかし、これも「過剰」になり過ぎると、
あまりにも融通が利かない、あるいは、場や人間関係における柔軟性や空気を読む事が出来づらくなっていく
という点に繋がる事も推測されます。
そして、一見すると、悪魔の声に従う事は悪く、天使の声に従うのが善し、言わば、
悪魔の声は全てが間違っていて、天使の声は全てが正しい
と捉えられがちになるという事です。
繰り返しですが、このような事が悪い、あるいは、間違っている訳ではありません。
しかし、どちらの声にせよ、あまりにも頑なになってしまう、つまり、