今の自分が幸せと思えていると同時に、さらなる勇気や奮起も頂けている
からです。
私達は日常のお仕事や家事・育児、あるいは、目の前にある事柄を行っている時に意識の焦点を絞っていると思いがちになり過ぎる傾向もあります。
勿論、目の前の事柄に意識を向けているということも間違いではありません。
これはあくまで目の前の事柄に集中している時という意味においてです。
1日のうちで集中して何かを行う時間というのは実際の所さほど長くはありません。
また、集中していると思える事柄も、仕事のある部分であったり、あるいは、誰かとお話している時、あるいは、携帯でゲームに熱中している時など、様々に意識の焦点を向けている先は違っています。
そして、私達の無意識による考えや行動に多大な影響を与えているのは、
集中している時よりも、むしろ、無意識で何かを考え・行っている時
です。
先ほど、今の自分は幸せだ・・・と思える時のお話をしました。
これはこれで素晴らしいことですが、これを逆の視点から見ると、
無意識の上では、私は不幸せだ、と思う時間が長く続いている
という働きも関わっていると言えます。
これは、
不幸せの数をかぞえるよりも幸せの数をかぞえなさい
あるいは、
幸せを考えたら片手でも余りあるが、不幸せを考えたら両手でも足りない
という表現とも繋がっています。
そして、逆もまた真なりと言うように、先ほどのように、
今の自分は幸せだ・・・と思えた時が、他の「可能性」を発見するチャンス
というように活用することも出来ます。
先ほどの勇気や奮起という感情が可能性に繋がる一例としても挙げられますが、幸せや可能性は人それぞれの考え方がありますので、ご自分なりの幸せや可能性に思いを巡らせることでよろしいかと思います。
そして、それを知る手掛かりの一つになるのが、
あなたが何に意識の焦点を向けているのか?
そして、
それと同時に周りも見渡せているのか?
という心の持ち方です。
そして、これは心のケアということにも繋がっていきます。
常日頃からこれらのことを考え続ける必要はありませんが、何かの袋小路にいるかも?と感じた際は試してみて下さい。
そして、ここで意識の向け方と周りの見渡し方における簡単な練習法をご紹介致します。
なお、これは上手く行う必要もありませんし、上手く行えなくても全く大丈夫です。
そして、定期的に練習する必要性もありません。
気が向いた時に試してみれば何か面白い発見が出来るかもしれない、という遊び感覚で行うものです。
私が時たま行っているのは、今回の路線バスのような旅番組の時に行ったりしています。
このような旅番組は2~3名ほどの出演者であることが多いです。
例えば3名の出演者が旅をする番組とします。
そして、これは録画をした上で2回観る方が効果が上がります。
まず1回目に観る時は、出演者の一人に着目して観ます。
TVの画面では3名同時に映っている時もあれば、2名しか映っていない時、あるいは、着目している人の姿は映っていないが声だけ聞こえている時など様々です。
そして、一人に着目するというのは、そのTVが流れ続けている間、声も含めてその着目している一人の一挙手一投足を集中してひたすら追いかける、という見方です。
これを1回目に行い、その後の2回目は普段通りに楽しんで観ます。
これを行ってみると多くの方が感じるかもしれませんが、1回目の一人に着目する見方をすると、番組全体の内容があまり頭に入ってこないことが多いです。
2回目を観て、全体の事情や状況が把握出来るという具合です。
これは先程来の、意識の焦点をある所に合わせながらも、周りも見える状態にする、ということを体感し、意識づける簡単な練習法になります。
そして、これを行う上で何より大切なのは、練習などと堅苦しく考えず、ただリラックスしてTVを観ながらでも出来るというように楽しんで行うということです。
実際に行ってみればお分かりになるかもしれませんが、意外と難しいものですよ・・・(笑)
ちなみに、関連したテーマと致しましては2019年1月5日の第235回目のTOPICS『 時には「行動」があなたを導き救う 』、2017年4月15日の第145回目のTOPICS『 より大きなテーマから解決の糸口を掴む 』などもございます。
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。