変化のプロセスはわらしべ長者? ~不安などの感情の揺れ動きへの対処法も~

第136回:『 変化のプロセスはわらしべ長者? ~不安などの感情の揺れ動きへの対処法も~ 』

【 その他参照ワード:快復の過程、三寒四温 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

立春も迎え、徐々に春の兆しも見えてこようかという季節です。

ところで、わらしべ長者の物語は聞いたことがあるかと思いますが、まずは今一度、この物語のストーリーを簡単におさらいしてみます!

なお、わらしべ長者のストーリーは複数存在しますが、今回は私も小さい頃によく観ていた「まんが日本昔ばなし」を土台としています。

 

 

【 わらしべ長者のストーリー 】

『 ある男性が運を開きたいと観音様に願掛けを行いました。

  すると、観音様が現れて「お堂を出る際に初めて手にしたものを大切にして、西へ向かいなさい。」と男性に告げました。
  そこで、西へ向かうべくお堂を出ると、男性は一本の藁(わら)を拾います。

 

  そして、西へ向けて歩き出すとアブ(蜂)がまとわりつくので、手にしている藁(わら)でそのアブ(蜂)を括り付けてそのまま歩き続けていました。
すると、泣いている赤ちゃんがいたので、その藁(わら)に括り付けたアブ(蜂)を赤ちゃんにあげたところ、その子は泣き止みました。

  泣いて困っていたその子の母親は、男性にお礼として蜜柑(みかん)をくれました。

  

  その後も歩き続けていると、喉が渇いて水を欲しがっている女性に出逢いました。
  そこで、男性は水の代わりにでもと思い、その女性に蜜柑(みかん)をあげました。
  その女性は助けてくれたお礼に、男性に上等な絹の反物をあげました。

  

  そして、また歩き続けていると、お侍さんに出逢いました。
  お侍さんは急いでいるのですが、馬が病気で弱ってしまって動けなくなり困っていました。
  すると、そのお侍さんは馬をあげる代わりに、絹の反物をくれないかと言うので、交換してあげました。

  

  そして、その馬を介抱して元気になって歩き始めたところで、ある長者に出逢いました。
  その長者は男性が連れていた馬を大層気に入り、千両で売ってくれと、男性に申し込みました。
  その金額に男性はビックリして、失神してしまいました。

  

  すると、その長者の娘さんがその男性を介抱してくれて、男性はほどなく元気になりました。
  そして、その娘さんをよく見たところ、その人は、先ほど蜜柑(みかん)をあげた女性でした。
  

  長者もその女性もこの男性を大層気に入り、その後、二人は結婚して幸せに暮らしたとのことでした・・・ 』

 

わらしべ長者には「何が幸せに繋がるか分からない」という視点と、「歩き続ける」という視点がテーマとして含まれているかもしれません。

では、ここから「変化のプロセス」に移ります!

 

【 判断&ニュートラル(中立)がポイント 】

主人公の男性は運を開きたいという「思いを決意」し、西へ向かって「歩き続ける」という「行動」を実行に移しました

その道中で男性が入手したのが《 藁(わら) → アブ(蜂) → 蜜柑(みかん) →  反物 → 馬 → 女性との出逢い 》という変遷を経ています

 

私達も何かを「決意」し、その「決意」を遂げようと「行動」に移していきます。
そして思いを「決意」し「行動」という形に現していくと必ず「変化」というものが訪れます

しかし、その「変化」というものが訪れた時、その現れ方は、

 

一見すると自分の「決意」とは無関係

 

に思えてしまうことも多々あります。

そして多くの場合に「やはり何も変わらなかった」あるいは「変えていくのはやはり難しい」などのように途中で諦めてしまうこともありがちです。

しかし、よく見てみると、

 

何かしらの「変化の兆し」には気づいている

 

という「変化」は訪れています

ただ、その「変化」が、