潜在意識は憶えている ~イップスなどの症状とヴィパッサナー瞑想~

【 大胆さを活用する 】

その一つには、

 

「今」の自分が思っているよりも、少し大胆にやってみる

 

ということが挙げられます!

これは、既に潜在意識(無意識)に過度な慎重が組み込まれてしまった為、これを徐々に緩めていく効果があります。

そして、それを試したら、その次の時も、

 

「今」の自分が思っているよりも、少し大胆にやってみる

 

ということを繰り返していく事です。

そうやって試している内に、徐々に「本来の自分を取り戻して」いきます!

 

 

【 自転車の乗り方を忘れる事は出来る!? 】

この仕組みは、私達がいったん自転車の乗り方を覚えてしまうと、逆に自転車の乗り方を忘れる方が遙かに難しいのと同じです(笑)

なお、ここまでのケースは、あくまで今まで行えてきたことが出来にくくなっているケースであり、今まで出来なかったことを「少し大胆に行う」ことですぐに出来るようになるものではありません!

また、高齢者による運転事故の一つの原因のように、年齢の経過と共に身体的・認知的な力が弱まりつつあるのを「少し大胆に行う」ことで快復させる手法ではありません

逆に、重大事故に繋がる可能性もありますので、誤解の無きようご了承下さい!

 

【 自己暗示の活用 】

先ほどの「本来の自分を取り戻していく」ことを実現するのに、役立つ効果的な方法の一つに「自己暗示」があります!

ところで、以前のTOPICS「「歯」とヒーリング」では私自身の抜歯体験を載せました。

抜歯をして少し経った後、何となく歯の噛み合わせが上手くいかないなぁと感じる時がありました。

そして、色々噛み合わせを模索している内に、本来の噛み合わせを忘れそうになっている自分に気づきました。

 

 

そこで、

 

《 噛み合わせが最善の状態を取り戻している 》

 

という「自己暗示」を、寝る前に1週間ほど試しました。

そうこうしている内に、本来の噛み合わせの状態に自然と戻っていきました。

 

なお、抜歯などで長期間歯が無い状態が続くと歯の場所が移動するケースがありますので、歯医者さんに確認してもらうことも必要です!

私の場合も歯医者さんに噛み合わせを診て貰った上で問題ないとの事だったので、精神的及び心理的側面からのアプローチとして「自己暗示」を活用したというケースです。

(勿論、実際の治療と「自己暗示」を併用することは全く問題ないですし、予想以上の実感を得られるかもしれません。)

 

 

ここまでのケースで活用している仕組みは、

 

潜在意識は憶えている

 

という点です!

「イップス」など、今まで出来ていた何かが、慎重になり過ぎることで上手くいかなくなったなぁと感じる際は、

 

《 〇〇(あなたの気になっている症状や動作など)が最善の状態を取り戻している 》

 

という「自己暗示」も活用してみて下さい!

 

【 ヴィパッサナー瞑想とは 】

ここから、もう一つのテーマの「ヴィパッサナー瞑想」に繋がっていきます!

「ヴィパッサナー」とは、

 

物事をありのままに見る

 

という意味です。

 

 

「イップス」は物事を慎重にやり過ぎることによる弊害の側面でしたが、この瞑想法は、それを逆手に取った手法とも言えます(笑)

この瞑想法の一例として、目の前のテーブルに置いてあるペットボトルの水を手に取るケースを見てみます。

目の前のテーブルにある水を取ろうとする時、

 

まず、肩がほんの少し先に動きます、、、

そして、その後少しづつ肘を伸ばしていき、、、

手首がペットボトルを握れる状態に傾け、、、

最後にペットボトルを握る指の動きへと、、、

 

という風に、一つ一つの動作を意識する瞑想法です。

ペットボトルを手に取るまでの時間は通常であれば数秒ですが、これを数分掛けて、自分の体の動作を意識しながら行うという方法です。

これは逆に「イップス」の原因にもなりそうに思えるかもしれませんが、意識して逆手に取ると、普段意識することのない自分の体や動作をありのままに見ることで、「今」に集中出来るようになり、雑念を消しやすいという効果があります!

 

 

瞑想というと多くの場合に座禅のような格好をし、「無」になろうと目を閉じたりする方法が思い浮かぶかもしれません(笑)

勿論、このような方法も効果的ですが、ほとんどの場合では色々なイメージや考えが浮かんで来ます。

そして、知らぬ間にイメージや考えに囚われ、、、終いには眠たくなってくる、、、のように、難しいと感じる人が多いと思います。

そのような場合には「ヴィパッサナー瞑想」を試してみて下さい。

長く試す必要はありません。

ほんのちょっとした動作を、数分掛けて見つめてみるだけでも大丈夫です!