20%で出来る心の余裕の創り方 ~心の「隙間」を「隙魔」にしない事も含め~

第126回:『 20%で出来る心の余裕の創り方 ~心の「隙間」を「隙魔」にしない事も含め~ 』
【 参照キーワード:心の余裕、ルーティーン、腹八分 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今年も師走に入り、何かと慌ただしく、また、もしかしたら焦りなども感じやすい時期でもあるかもしれませんが、そのような観点から、前回のTOPICSに引き続き、今回は「20%で出来る心の余裕の創り方 ~心の「隙間」を「隙魔」にしない事も含め~」というテーマをお届け致します。

 

ところで、ご存じの方も多いかもしれませんが、芸人・俳優でもあり、芸術家の一面も持っている片岡鶴太郎さんという方がいらっしゃいます。
鶴太郎さんは1日の活動を始める前に、毎日行っているルーティーンがあるそうです。
そして、そのルーティーンを全部やり終えるのに、6時間もの時を費やすとの事です。

 

このようなルーティーンを行っていることから、例えば午前9時から活動を始めるに際しては、午前3時に起きてルーティーンに取りかかるそうです。
内訳は、3時間でヨガや瞑想や呼吸法などを行い、2時間かけて朝食を摂り(ちなみに1日1食だそうです)、残り1時間で身支度を整えるそうです。

 

確かに、心身のバランスを整えたりするのに効果的な面も多々あると思いますが、このようなルーティーンはほとんどの方が行えないでしょうし、私にも出来ません
そこで、今回のテーマにおける「20%」がキーポイントになります。

 

皆さんも「腹八分目」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
これは、満腹になるまで食べるより、腹八分で留めた方が消化にもよく、また、次の食事を楽しむための準備にもなっています。
勿論、この表現は「ほどほどに」という意味合いですが、それと同時に、

 

余裕も創り出す

 

という側面も兼ね備えています。
また、人間関係などでも同様に、「君子の交わりは淡きこと水の如し」「親しき仲にも礼儀あり」などの表現もあります。
これも、相手に依存し過ぎることなく、また、依存され過ぎることなく、「ほどほどに」という点を諭しているものです。

 

このような「ほどほどに」という「程度」に関しては個人差も当然出てきます。
そこで「20%」というキーワードが登場してきますが、私達は毎日の生活を100%の全力で過ごし続けるということは、ほぼ難しいと思います。
常に100%で全てを行っていると、当然のことながら疲労も蓄積されやすくなるでしょうし、ストレスを感じることも出てくるかもしれません。

 

野球やゴルフなどのスポーツでも、思いっきり力一杯に投げたり打ったりしても、思ったほど飛距離が伸びたりすることはあまりありません。
逆に自然と力が抜けた状態で軽く打ったりした時などに、自分でも思ったより飛距離が伸びるということはよくあることです。
つまり、ここでは力を抜いたり、リラックスした状態を創り出し、命一杯に何かを行うよりは、「適度」に力を抜いた方が逆にパフォーマンスが向上するという現れでもあります。

 

つまり、「余裕を創り出す」ことで、最高のパフォーマンスに近づきやすくなることも意味しています。
この「余裕」は「遊び」という表現でも使われたりしています。
例えば、車のハンドルにしても、キッチリとしているのではなく多少の「余裕」が取り入れられ「ハンドルの遊びの部分」などの言われ方がされています。
この「余裕・遊び」の部分がハンドルにあることで、結果的により車の操作性が増しているということになります。

 

そして、このようなことは私達の日常生活にも当てはまります。
先ほど述べた通り、常に100%で全ての物事に当たることは難しい面もありますし、何より、力を入れ過ぎることでその人のパフォーマンスが逆に減少してしまうこともあるかもしれません。
それでは、どのように物事に当たれば良いのでしょうか?
それは、