第１２５回：『 身体に刻むリラックス・アンカー ～不安や動揺などをやり過ごす～ 』
【 その他参照ワード：アンカリング、習慣、潜在意識 】
Ｓ．Ｌｉｇｈｔ．Ｍ（カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー＆認定講座）の瀬川です！
先日、福島県や宮城県で東日本大震災の余震とみられる大きな地震が発生しました。
この地震で、良い意味で忘れかけていた当時の記憶や感情を、再び揺さぶられた人もいるでしょう。
心身共に平穏になって来た矢先だったのに、、、など。
そこで今回は、実際に日常で活用出来るリラックス手法を紹介します！！！
【 習慣の活用 】
先日、ある番組に俳優の栗山千明さんが出演していました。
そして、栗山さんは自分の習慣について話をしていました。
それは、
「タグ」を触っているとリラックスする
というものです。
「タグ」とは毛布やぬいぐるみ、あるいは洋服の首の後ろに付いている、小さな布のようなものです（笑）
洋服ではサイズが記載されていたり、「タグ」を確認して洗濯方法を決めるなど、お馴染みのアイテムです！
そして、習慣とは多くの人が無意識から行う自然な行動です！
また、それをするに至る理由も人それぞれです。
【 感情や状態を数値化する 】
そこで、このような習慣や行動を分類してみます！
最初は理解しやすいように、「感情や状態」を「数字」と結び付けます。
例えば、
「－１は緊張（不安や動揺など）」 「０は平穏（普通）」 「＋１はリラックス」
とします！
栗山さんのように、「タグ」を触っているとリラックスするケースでも、幾つか考えられます。
例えば、「緊張しているから、少しリラックスしよう」と試みる時は、
「－１」 から 「０」 の状態へと変化していく
となります。
仕事を終えて家でリラックスする時も、このケースに当てはまるでしょう。
また、例えば家に戻り食事を終えて「リラックスしている状態から、更にリラックスしていく」際に、「タグ」を触るのも当然考えられます。
これは、
「０」 から 「＋１」 の状態へと変化していく
となります。
栗山さんは、子どもの頃から「タグ」を触ると自分がリラックスすることに気づいていました。
故に、今も行い続けていると話していたので、習慣として心身に刻まれているのでしょう！
このように、長い間の習慣となっていることから、「タグ」を触ることで、
「－１」 から 「＋１」 の状態へと変化していく
という、「０」を経ずに更なるリラックス状態を創り出すことも、比較的容易になっているかもしれません（笑）
【 ポイントは無意識で気づいている 】
気持ちを落ち着かせたり、リラックスする為に行う習慣には、子どもの頃から慣れ親しんだ習慣もあれば、成長と共に新たに身に付いていく習慣も数多くあります！
子どもでは毛布の端が好きという話もよく聞くのと、子どもの頃はぬいぐるみを抱いて寝ていたので、大人になっても同じように寝ている人もいるでしょう。
また、反面には緊張する場面で髪を触ったり、貧乏揺すりをする人もいますが、どちらの習慣でも本質は同じです！！！
それは、
リラックスする為！
であると同時に、
「今」自分は緊張していることに（無意識で）気づいている
が故に、身体や行動に現れている証となっています！
自分をリラックスさせる方法を見出し、更に習慣化してリラックスした状態を「意識的に創り出す」ことが出来れば、心身のバランスを取るのに大いに役立ちます！！！