偽りの記憶 ~感情&潜在意識で繰り返される刷り込みの影響も~

第107回:『 偽りの記憶 ~感情&潜在意識で繰り返される刷り込みの影響も~ 』

【 その他参照ワード:子どもの記憶、前世の記憶、マインドコントロール、洗脳 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

「偽りの記憶」とは実際に起こった「事実」とは違うのに、本人にとっては「まさに真実」の記憶という意味です!

これは、ヒプノセラピー(催眠療法)の前世療法や年齢退行療法でも、よく議論の種となります(笑)

 

【 偽りの記憶が作り出される幾つかのケース 】

偽りの記憶が作り出されるケースは色々あるものの、一般的に多いのは子ども時代の記憶です。

では、一つの話(メタファー)に沿って進めていきます!

お母さんと子どもの会話ですが、「事実」は夕食は「コロッケ」だったという所が出発点となります。

 

< 夕食の翌日 >

お母さん:「 昨日の夕食は美味しかった? 」

子ども:「 うん、美味しかったよ!

 

お母さん:「 昨日の夕食は何を食べたんだっけ? 」

子ども:「 う~ん、忘れちゃった! 」

 

お母さん:「 美味しかったのに忘れちゃったの?

子ども:「 う~ん、・・・・・ ハンバーグを食べたんだ! 」

 

 

< そのまた翌日 >

お母さん:「 今日の夕食は何を食べたい? 」

子ども:「 コロッケが食べたい! 」

 

お母さん:「 2日前の夕食にコロッケを食べたよね? 」

子ども:「 違うよ、2日前の夕食はハンバーグを食べたんだよ! 」

 

【 悪気は全く無い(笑) 】

夕食に食べたのは「コロッケ」が事実ですが、子どもは「ハンバーグ」と答えています(笑)

色々なケースがありますが、< 夕食の翌日 >の会話では子ども心の優しさとして、「美味しかったのに忘れちゃったの?」と言われて必死に考えたかもしれません(笑)

 

色々と思い出そうとした所、子どものイメージにはハンバーグがポンと浮かんだのでしょう。

そして、子ども心における必死さとハンバーグが、子どもの心・イメージと結び付いたのでしょう

 

その結果< そのまた翌日 >の会話でも「ハンバーグ」と答えています(笑)

 

 

途中までは同じ会話ですが、次は別のケースです!

 

< 夕食の翌日 >

お母さん:「 昨日の夕食は美味しかった? 」

子ども:「 うん、美味しかったよ! 」

 

お母さん:「 昨日の夕食は何を食べたんだっけ? 」

子ども:「 う~ん、忘れちゃった! 」

 

お母さん:「 美味しかったのに忘れちゃったの? 昨日食べたのはハンバーグでしょ!!!

子ども:「 ごめんなさい、そうだった・・・・・ ハンバーグを食べたんだ・・・ 」

 

最初のケースでは子ども心の善意から偽りの記憶が作り出されています。

 

しかし、次のケースではお母さんがコロッケと知りつつもハンバーグと「鎌を掛け(嘘を付き)」、子ども心における叱られる「怖さ」の感情から偽りの記憶が作り出されるキッカケとなったかもしれません、、、

 

 

【 前世記憶と偽りの記憶 】

子どもが前世!?らしき話を始める頃にも、似たような偽りの記憶が作り出されることがあります。

 

< 前世と思われる会話 >

お母さん:生まれてくる前には何をしてたの? 」

子ども:「 畑でトマトとか色々な野菜を作って売ったり食べたりしてたんだよ! 」

 

お母さん:「 その時にトマトは本当にあったの? 」

子ども:「 う~ん、・・・・・ 間違えた! 大根だった! 」

 

(今世の)お母さんは当時(前世)に「トマト」があったとは思えなかったので聞き返しています。

すると、子どもは無意識に何かを感じ「大根」と答えています。

そして、会話をその後も続けていくと、子どもの話には「更に色々な事が付け加わったり変化していく」のがほとんどです(笑)

 

例えば、聞く日によって住んでいた家が「1階建てから2階建てに」変わったりなど、、、(笑)

 

また、前世と思われる話の場合には、(今世で)読み聞かせていた絵本の内容や挿絵などを混同して話しているケースもあります。

勿論、「事実」と「真実」としての前世の「エッセンス」は変わりませんが(笑)