映画インデペンデンス・デイからの想像力を補うとは・・・ ~危機や敵を作る必要はない~

第108回:『 映画インデペンデンス・デイからの想像力を補うとは・・・ ~危機や敵を作る必要はない~ 』
【 参照キーワード:インデペンデンス・デイ、エイリアン、想像力 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

青森県内は梅雨時にも関わらず、あまり雨も降らず気温が高い状況が続いていますが、体調管理の方は大丈夫でしょうか?
元々青森県は年間の雨の量は多いですが、これは冬場が含まれていることで高くなっており、梅雨時の雨の量は全国と比較しても少ない傾向があります。
その一方で九州や西日本では豪雨の状況もあり、また、九州では地震の影響も残っていることでしょうから、どうぞお気を付け下さい。

 

ところで、先日「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」という映画を観てきました。
そこで、今回は「映画インデペンデンス・デイからの想像力を補うとは・・・ ~危機や敵を作る必要はない~」というテーマでお伝えしていきます。
私はSF映画は好きでよく観ていますが、「アルマゲドン」「ザ・コア」「アイ・アム・レジェンド」などのように、サバイバルと一緒に描かれている映画の方がより好きな傾向もあります。
何故か?は分かりませんが、、、、、

 

この映画については前作を知っている方や、あるいは前作を観ていない方でも結末を語っても問題ない内容ですので簡単にご紹介します。
内容は至ってシンプルです。
エイリアンに襲われた地球が人類絶滅の危機を迎え、それを乗り越え克服するという内容です。
大ざっぱに言うと、今回の映画の内容も同様です。

 

映画の舞台背景も、前作の公開の1996年から20年後の世界です。
前作において倒したエイリアンの知識などを活用し、重力を自在に操れる技術を習得したことにより、人類は月まで出向いて開発を続け、そして、その知識を更なる地球防衛にも活用していました。
そのような中での再度のエイリアンの侵略です・・・・・

 

ところで、前作においても今作においても、人類絶滅の危機に際して、人種・国境・文化・宗教などを超えて人類が「一致」して危機を乗り越えようというのが「表」のテーマとなっています。
それはこの映画のセリフの内容からも明らかです。
勿論アメリカ映画ですので、そのような際のリーダーは強いアメリカが引っ張るという描かれ方がなされていますが、、、それはひとまず置いておきます。

 

私は前作を観た時は大学生でしたが、今作を観てもこの映画の「裏?」のテーマというのは同様に感じました。
それは、

 

人間は「危機」に瀕しないと本当に「一致」出来ないのか?

 

というテーマです。
そして、映画においてある意味では主人公でもあるエイリアンなど、

 

何か共通の「敵」が現れないと「一致」出来ないのか?

 

とも表現出来ます。
前回のエイリアンの侵略から20年を掛けて防衛力を増強してきましたが、物の見事に突破・破壊されてしまいます。
これは映画の前段で描かれていますし、ある種当然の設定なのでこれもまだ映画を観ていない方にとっても特段問題にはならないことと思います。
そして、私が感じたもう一つの「裏?」テーマですが、それは、前回の侵略時には「一致」出来たにも関わらず、

 

その間から今迄、更なる「一致」を試みることを続行し、実行していたのか?

 

という点です。
そして、もしそのような「一致」の試みが出来ていなかったとすると、その理由は何なのか?という所もポイントになっています。
それは、

 

怖れ

 

です。
映画を観ると気づく方もいるかと思いますが、色々な側面からもこのような怖れが描かれています。
怖れは私達の誰もが持っている感情であり、おそらく、私達の行動に最も影響力を与えている感情であるかもしれません。
そして、怖れの克服、また、「一致」という試みは、

 

本来は「危機」や「敵」を必要とするものではない

 

という点もポイントかもしれません。
なぜならば、