被災者の御魂からのメッセージ:切り替え ~意識的に動と静を行き来する~

大切な方を失った時は、悲しさ、寂しさなどに明け暮れることも多いと思います。
そして、だんだんと時が経過するにつれ、少しずつ自分を取り戻して日常を送っていくというケースも多いことでしょう。
これも大切なことです。

そして、私が盲点としてお伝えしたい点は、私達はこのような悲しさや寂しさなどを克服していこうと、

 

自分でも知らず知らずの内に、通常の自分以上にテンションを上げ続けている

 

という点です。
大切な方を失った時には、火葬やお葬式などの現実的な対処が必要な場面も多いものです。
悲しみや寂しさの渦中にありながらも、少しでも冷静を保とうと自覚もしていることも勿論多いです。
しかし、中には、

 

無自覚のまま、数ヶ月後も数年後もテンションを上げ続けている

 

というケースもあります。
そして、

 

今もテンションを上げ続けている自分に気づいていない

 

というケースです。
言わば、必要以上にアドレナリンが出続けている状態と言えるかもしれません。
つまり、喪失感などから少し立ち直れた、あるいは日常が戻ってきたと感じている今現在でも、

 

実際のテンションが本来の自分以上のまま継続している

 

ということです。
悪いことではありませんが、自分でも知らないままテンションを上げ続けていると、疲労感などが積み重なってしまうこともあります。
そのような時の切り替えが、

 

自覚を持って「動から静へ」

 

という意味合いです。
そして、この切り替えにより「本来の自分」を取り戻すということに繋がっていくことと思います。

被災地における復興には、インフラ整備などの現実的な対応も勿論必要です。
そして、復興のあり方としては、「元に戻る」のではなく、「新しい何か」が加味された、「発展」を見据えていくことも必要かもしれません。
これは、物的なものだけではなく、私達の「心」の側面においても同じことのように感じます。
「切り替え」が出来た時に、本当の「節目」と言えるのかもしれません。

 

被災に遭われた方々は、一方的に支援を受けている訳ではありません。
「生き方」を通じて、被災をしていない私達の日常に気づきや変化などをもたらしてくれてもいます。

このような不思議な体験には、幻覚だ、脳の産み出した錯覚だ、過度のストレスが原因だ、などの見解もあることと思います。
しかし、このような体験を語って下さった方々にとっては、紛れもない「事実」です。
信じる信じないも勿論自由です。
被災地の現状を見つめる際にでも、一つの側面として、偏見を排し、語られているお話も考えてみては如何でしょうか、、、、、
そして、それは「自分を見つめる」ということにも繋がっているのかもしれません。

 

年度末は色々な「切り替え」の頃合いとも言えます。
「切り替え」は、誰にでもいつでも出来ることです。
そして、自分で出来る範囲内の「切り替え」でも、大いに様々な気づきや変化をもたらしてくれることと思います、、、、、

 

ちなみに、この論文の中の体験談をよく読むと、子どもの胎内記憶、子どもは産まれてくる前はどのような状態なのか、そして、前世からの個性・能力の引き継ぎと思われるようなお話も多く見受けられます。
面白可笑しく読むような内容ではありませんし、それは今回体験を語って下さった方々への失礼にもなりますが、真摯にお話に耳を傾けていると、色々なことが見えてくるような内容も含まれている・・・・・と、個人的には思います。

 

ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2023年3月25日の第451回目のTOPICS『 復元納棺師から学び感じ取る生命(生きるとは) ~東日本大震災のご遺族等からの学び~ 』、2019年3月9日の第244回目のTOPICS『 「フラッシュフォワード」を震災関連死と共に考えてみます 』などもございます。

 

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