愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。 ~前世と来世に見る自分事と他人事~

なお、ここでの賢者や愚者というのは、頭の良し悪し、知識の豊富さ、学歴などとは全く関係ありません。
ここで意味することは、「愚者」は過去の「歴史」や他の人の話に耳を傾けず、自らが体験するまでは、そこでの過ちや愚行に気づけない
一方、「賢者」は自ら体験することなく、過去の「歴史」や他の人の話などから学び取り、過ちや愚行を未然に防ぐということです。

 

ここで言う「歴史」とは、先人達の智慧、語り継がれているお話、書籍、映画なども勿論含まれます。
日本においても悲惨な戦争体験を語り継いでくれている方々はまだまだいらっしゃいますし、世界規模で見ればかなりの人数に昇るでしょう。
また、「三国志」や日本の「戦国時代」の小説が好きな方々もいらっしゃると思います。

 

そして、「前世療法」の観点からは「魂の視点」という見方が導き出されます。
それは、「魂」は何度もこの世に生を受けて産まれてくる、という見方です。

 

今回の「安保法案」に賛成や反対、あるいは関心がないなど、様々な意見や見方があると思います。
もしかしたら中には、「自分が生きている間には戦争は起こらないだろう」、あるいは「子や孫の世代までは安心だろう」といった意見をお持ちの方もいるかもしれません。

 

それでは「魂の視点」から考えてみます。
自分の生きている間は戦争は起こらないかもしれません。
あるいは、自分が直接触れあった子や孫の世代では戦争は起こらないかもしれません。
しかし、仮に100年後に戦争が起こっていないという保証はありません。
そして、その100年後の戦争時代に自分が生まれ変わっていない、という保証もありません。
「魂」が生まれ変わってくる時は、今までの「前世」を含めてやり残したこと、あるいは過ちや愚行をしてしまったことを学び直すために、この世に再度やって来るとも言われています。

 

また、今回の人生の次の人生である「未来世」があると仮定しましょう。
その「未来世」で何か上手くいかない、あるいは何か壁にぶつかっている時に、その「未来世」において「前世療法」を受けた時に、まさに「今、生きている人生」での出来事や課題を発見するかもしれません。

 

私は「歴史」から学ぶために「前世療法」を勧めている訳ではありません。
「前世療法」から導かれる体験として、

 

全てが「今」起こっていることであり、

全てが「他人事」ではなく「自分の事」である。

 

という観点です。

 

このTOPICSでも一例ですが、下記のテーマでお伝えしていることもあります。