第８８回：『 達磨（ダルマ）大師とボーリング ～イメージ療法を活用した不安への対処法～ 』
【 その他参照ワード：催眠療法、継続は力なり、潜在意識 】
Ｓ．Ｌｉｇｈｔ．Ｍ（カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー＆認定講座）の瀬川です！
３月に入り三寒四温の兆候も見え始め、寒暖差の激しい日もある中、体調は如何でしょうか？？？
体調管理が大切な時期でありつつも、もう目の前に春は訪れています！！！
そして、３月という春の季節は新入学や新社会人、あるいは転勤など色々と新しい環境に進む季節です。
新しい環境に期待も高まる反面、不安も生じる事はあるでしょう。
ところで、「達磨大師」？？？「ボーリング」？？？「何の繋がり」？？？そして「何のテーマ」？？？（笑）
今回のテーマの真の目的は「不安への対処」です！！！
そこで２段階仕込みで「達磨大師の逸話」と「イメージ療法」を紹介します！
【 達磨大師の逸話から 】
達磨大師は禅宗の祖と言われます。
９年もの間、壁に向かって座禅を組み、長期間の座禅が元で手足が腐ってしまったという伝説が残っています。
例えば選挙の当選で「目」を入れる「だるま」の元になった人物とも言われます（笑）
そこで、以下は達磨大師と弟子の会話です、、、
弟子：「 私は不安に悩まされて、とても困っています。 不安を治す方法を教えて下さい。 」
達磨大師：「 不安じゃと！？ よかろう、では、まずは、おまえの不安を取り出して私の目の前に見せなさい。 」
弟子：「 私は心で不安を感じているのです。 取り出すことも出来ないし、目の前に見せることも出来ません。 」
達磨大師：「 では、おまえの言う不安とやらは存在せぬではないか。 不安はおまえの「幻」じゃ！ 」
【 見えない事を再認識する 】
ここまでが第１段階です！
不安は「無いと思えば存在しない」というのも、真理の一側面です。
そして、「シンプルであればあるほど真実に近づく」というのも、真理の一側面です。
不安にせよ心配にせよ、ここまでの内容で、
無いと思えば存在しない
と「得心」を感じられたら、この方法を活用して下さい！
しかし、なかなか得心を感じられない人の方が多いでしょう（笑）
「そんな簡単なことで不安はなくならない」「頭では分かっていても、現に不安を感じているのが実情だ」などの感想も至極最もです！！！
不安などの「感情」は目に見えません。
目に見えないものを「消そう」「手放そう」としても、なかなか実感出来ないのも無理からぬことです、、、
【 見えないものを見える化する 】
では、ここから第２段階の「イメージ療法」に入ります！
あなたの「不安」をボーリングの玉にして下さい。
色は何色でも構いません。
好きな色で大丈夫です。
上手くやろうとしなくて大丈夫です。
ただ、そのようにイメージし、何となくそう思えれば成功です！！！
そのボーリングの玉は、あなたにも持てる位の重さですが、とても「固い」ことにあなたは気づいています。
そして、「不安から食欲がない」「何かだるさを感じる」などの不調があれば、それをボーリングのピンに見立てて下さい。
１０本のピンが目の前にありますが、１０個の不調を揃える必要はありません！
１個であろうが、１０個であろうが、１００個であろうが、全ての不調が「１０本のピン」としてあなたの目の前にあります。
さあ、では、その１０本のピンめがけて、あなたが不安という「エネルギー」から作り出したボーリングの玉を、
力の限り、猛スピードで、目の前のピンに向かって投げつけてやりましょう！！！
誰に遠慮することもありません、あなたのありったけの思いで投げつけてやりましょう！！！
さあ、派手なピンアクションの光景が目の前に開け、見事ストライクです！！！
今、あなたはとてつもない「爽快感」に包まれています！！！
イメージ療法はこれで終了です！！！