第351回:『 悪人正機説から考える自立・自律 ~自力本願と他力本願の両方で自らを知る~ 』
【 その他参照ワード:唯円、歎異抄、免罪符、マルティン・ルター 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
まず最初に、私は無宗教で、仏教にも詳しくありません!
故に、今回の視点は、あくまで私の勝手な解釈(私の目に映るイメージや光景)です(笑)
【 自立・自律とは 】
S.Light.Mでは、「自立・自律」を大きな目標にしていますが、
自立 : 自らの人生を、自らで創造していくこと
自律 : 自らの人生を、自らでコントロールしていくこと
というのが、大まかな定義付けです!
勿論、大きな方向性なので、辿る道のりは人の数ほど存在し、どの道が正しくて、どの道が間違っているも、全くありません(笑)
【 悪人正機説とは 】
《 悪人正機説 》を知っていますか???
知っているの人の多くでは、次の一節が思い浮かぶでしょう、、、
《 善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。 》
この趣旨(解釈)を、あくまで私個人として世俗的な言葉で表現すると、
《 人に優しく、ルールを守るなどの「良い人」ですら死後に天国に行けるのだから、嘘を付き、人を傷つけるような「悪い人」ほどこそ、天国に行けるのが当然である! 》 (笑)
この一節に触れた事がある人は、「???」・「意味不明」・「悪い人ほどこそ天国に行けるのはオカシイ!!!」などの感想を持ったでしょう(笑)
では、チョットだけ、中学校の社会科のおさらいをします!
【 自力本願・他力本願とは 】
この一節は、唯円の『 歎異抄(たんにしょう) 』に書かれています。
唯円は、「浄土真宗」の宗祖である親鸞の弟子です。
そして、親鸞は「浄土宗」の宗祖である法然に師事しました。
この「法然・親鸞・唯円」の繋がりから出て来るキーワードが、《 自力本願 》・《 他力本願 》です!!!
自力本願(本願自力) : 望みや願望を、自分一人の力で達成すること
他力本願(本願他力) : 望みや願望を、他の人の力で達成すること
【 免罪符と関係する!? 】
視点を世界に向けると、同じような考えがキリスト教でも起こりました!
それは、カトリック派(ローマ教会)が《 免罪符 》を売り出した事です。
《 免罪符 》とは、
購入すれば、この世での全ての罪が赦(ゆる)される代物(しろもの)
でした。
しかし、これに異を唱えたのがマルティン・ルターです!
これが宗教改革に繋がり、後にプロテスタント派(免罪符に抗議する者)が登場します、、、
今回のテーマが、何となく見えて来ましたか!?(笑)