虎の威を借る狐にならぬように・・・ ~信頼の醸成~:私の手痛い!?体験からも

第350回:『 虎の威を借る狐にならぬように・・・ ~信頼の醸成~:私の手痛い!?体験からも 』

【 その他参照ワード: 人間関係、コミュニケーション、業、カルマ 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

新年度も始まり、特にGW迄の1ヶ月の間は、

 

「人間関係」に様々な変化が・・・

生じやすい「時機」!!!

 

になります!

 

そして、特に今回は内容の背景に「メタファー(物語や比喩・暗喩)」を強く忍ばせています(笑)

故に、テーマにある狐(キツネ)にはヒール役(悪役)を演じて貰いますが、あなたの自由な感性で捉えて下さい!

 

 

【 体験談パート①:詐欺事件 】

まず最初に導入として、私が東京で行政書士をしていた時の、3つの体験談を紹介します!

 

行政書士の主な仕事の一つに、事業のライセンス(許認可等)を取得する為の申請手続きがあります。

例えば、建築工事を請け負う建設業の許可や、家の賃貸や売買等を扱う不動産業(宅建業)の免許など、色々と存在します。

 

では、1つ目は、私が一番最初に働いた事務所での話です!

 

建設業の許可を取得したいとの依頼がありました。

しかも、既に請け負う工事も決まっているので、出来る限り早く取得したいとの要望がありました。

 

ところで、許認可等の申請手続きをする際には、通常は申請書類の提出時に手数料が必要となります。

そして、許認可等を取得出来たか否かに関わらず、手数料を一端納めると戻りません(返金されない)

 

 

そして、依頼人たる会社は、

 

建設業の許可取得と同時・・・

信用保証協会から、すぐに融資が下りる(お金が振り込まれる)段取りなので・・・

手数料も事務所で立て替えて・・・

急いで申請して欲しい!!!

 

との要望でした!

 

そして、許可要件も満たしていたので、急いで書類を作成して申請した所、無事に許可を取得出来ました。

すると、許可取得から数日後、信用保証協会から事務所に電話があり、次の話をされました、、、

 

信用保証協会:
『 融資金を振り込んだけれど、確認の為に会社に行っても人影も無い事から、本当に建設業の許可を取得出来たのですか??? 』

 

 

そこで、念の為に行政(東京都庁)にも確認した所、許可は間違いなく取得出来ていました。

そして、立て替えた手数料を含め、事務所にも報酬が振り込まれていなかったので、確認の為に会社に出向きました。

 

すると、

 

もぬけの殻!!!

 

でした!

つまり、信用保証協会から融資金を引っ張る(盗む)為だけに許可を取得した、詐欺事件でした!

 

ちなみに、その後に信用保証協会が警察へ通報したかなどは分かりませんが、事務所としても報酬はおろか、

 

高い手数料を立て替えた分も含め、大赤字!!!

 

になりました!

 

しかし、犯人(会社)は夜逃げして行方不明なので、どうする事も出来ない事から、行政(東京都庁)に全てを告発し、再び詐欺事件が起こらないように、会社の許可を職権で取り消して貰いました!

 

 

この1つ目の話は、今回のテーマの「信頼」どころか、完全なる犯罪なので、放念して先に進みます(笑)