第20回:『 小説「鹿の王」 ~反映を活用して物事への着想や着眼点を見つける~ 』
【 その他参照ワード:自動書記、図書館戦争、ウイルス、細菌、戦争 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
先日まで小説「鹿の王」(上橋 菜穂子:角川書店)を読んでいました。
小説は好きで色々と読んでいますが、今回はこの小説の中から何かテーマが生まれてこないかな???と思いながら、ひとまず書き続けてみます!
上橋さんの作品は「守り人 - シリーズ」や「獣の奏者」も好きで読んでいますが、どの作品も架空の国や背景・時代設定でありながらも、どこかしら読む人それぞれのイメージしている国や時代が思い浮かぶ所が共通しているように感じます。
【 小説のテーマ 】
「鹿の王」も同様にファンタジーですが、内容は「国の争い」と「病の源」という二つのテーマが絡まりつつ進んでいきます。
そして小説の中で、
国も人の身体と同じようなもの
逆に表現すれば、
人の身体も国と同じようなもの
という感じのテーマが書かれています。
つまり、「国(あるいは地球とも表現出来ます)」は様々な文化背景を持った様々な人種がいるからこそ、一つの国(一つの地球)の体を成しているのであり、単なる個体としての国(地球)という風に成り立っているのではない、とも読み取れます。
また、人の身体も同様に単なる一つの身体として体を成しているのではなく、様々な細菌や微生物などと共存共生しているからこそ、私達が身体を持って生きることが出来るようになっている、とも読み取れます。
【 ウイルスなど 】
身体もウイルスなどが入ってきて暴れることもありますが、同時にウイルスを識別し、場合によっては撃退する機能も人の身体には備わっています(勿論お薬も役立ちます)。
しかし、暴れ回るウイルスを弱毒化して身体に入れることで、さほど暴れ回ることなく静まることもあります。
インフルエンザの予防注射と同じ仕組みです。
この場合はウイルスを直接撃退しているのではなく、人の身体の中に共存共生している状態を作っておきながら、ある時点をもって自然消滅する道をウイルスは辿っているのかもしれません。
(注:あくまで小説から私が感じた一例なので、全てのウイルスに当てはまる訳ではありません。また、ご病気等については専門の医師の指示を仰いで下さい。)
結末は別として「鹿の王」を読んで私自身はそのようなことを感じましたが、上橋さんはこの小説の着想を得たのは数年前と話しています、、、
そして、ここからが本題ですが、現在の地球や日本などの状況は如何でしょうか???