第372回:『 アリ(蟻)とチョウ(蝶)との「比較」から人間を考えてみる(笑) 』
【 その他参照ワード:バイオマス、ニューロン、遺伝的クローン 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
今回は「メタファー(物語や比喩・暗喩)」を活用しつつ、私の体験談も交え、気軽な読み物感覚で進めます(笑)
まず最初に、アリに関しては以前のTOPICS『 砂上の楼閣という現代社会 』で、
私の家に出没したアリの体験談!!!
を披露しました!

【 アリの生態 】
この時のアリが出没したのは、春先です!
当初は自分で対処しようとしたものの、やはり難しく、業者に駆除して貰いました。
ただ、暖かくなるとアリの活動が活発になり、春先は依頼が多いとの事情で、駆除まで3週間ほど待ちました。
そこで、駆除して貰う迄の対処法を業者に聞きました、、、
すると、
アリをひたすら潰す以外に、対処法は無い!!!
との返答でした!

なぜなら、素人判断で市販の薬剤などを散布すると、
アリは他の出口を求めて・・・
家全体の壁の中を探索するから・・・
というのが理由です。
また、アリは家の中に、
昆虫の死骸や菌の付着した土などを運び入れる
という事から、可哀想ではありながらも、支障が及ぶ範囲のアリは、自分で駆除(潰し)しました!
しかし、最初は数匹だったアリが、夜中になると十数匹になり、
朝起きると数匹のアリが・・・
部屋の遠くの場所にまで出向いている!!!
という状態になりました!
この状態では、さすがに3週間も放置出来ないので、市販の薬剤を散布しました(笑)

そして、アリにはそれぞれの役割があります。
例えば、新天地開拓の如く、
先発隊のアリが安全・安心を確認した場所には・・・
足跡のようにフェロモンを残し・・・
それを他のアリ達が追尾する!!!
という行動です!
では、ひとまず私の体験談は終了です(笑)
ここから、(現)高知工科大学理論物理学教授の全卓樹(ぜん・たくじゅ)氏の著作『 銀河の片隅で科学夜話 』(朝日出版社)から、その内容の一部を、著作権法上の引用の範囲内で紹介します!
【 《 生命編 第19夜 アリたちの晴朗な世界 》より引用(中略等を含む) 】
人間は生物界の長をもって任じている。
人間は地上の動物のバイオマス(生物量)の30%あまりを占め、脊椎動物界の食物連鎖の頂点に立っているので、その自任は根拠なしとはしない。
人間をのぞいては、農業を行ない牧畜を行ない、王国を共和国をそして大帝国を築く生物などいないではないか。
しかしはたしてそれは本当だろうか。
世を広く見渡すと、実は意外なところに、人間以外で農業を行ない牧畜を行なう生物が、王国を共和国をそして大帝国を築く生物がいる。
それはアリである。

このように、人間とアリを「比較」した視点が紹介されますが、先を続けます!
アリはまずもって数が多い。
個体あたりで人間の何十万分の一しかない軽さながら、バイオマスとしては人間に匹敵するほどとも言われている。
つまり重さで量って地上の総動物資源の3割ほどを占めるのである。
昆虫界でもこれは異例の多さである。
アリの長所はその特異な賢さである。
それは集団としての賢さ、個体間の協力から生まれる「社会的な知性」であり、そのためにアリは驚くほど精緻に組織された社会をもつ。
個体が協力して集団で狩猟を行なう動物は少なくない。
しかし農業を行なうほどに社会的組織を発展させた生物は、アリと、そしてわれわれ人間だけである。
この社会的知性ゆえに、アリは地上のあらゆる環境に適合し栄えて、それで数が多いのである。

このように、「比較」の視点を活用する事で、
人間とアリの「共通点(重なり)」も・・・
自然と発見可能!!!
という流れですが、更に先を続けます!
農業を行なう「ハキリアリ」の例を見てみよう。
一匹の女王の下、すべて遺伝的クローンであるその娘たちが働いて、巣の中にキノコを栽培して暮らしているのであるが、その社会は高度な職能に分かれた厳格な分業制である。
ノコギリのような大きな顎をもった葉切り職人、切り落とされた葉を巣までリレー式に運ぶ運搬職、持ち込まれた葉をキノコに与えて育てる園芸家、病原菌がいないか絶えずキノコの状態をチェックしている検査技師、そして最も大切なお役目の次世代育成役、すなわち卵や幼虫の世話をする職能まで、どれも一目でわかるくらい個体の形態や大きさが異なる。
外敵から巣を守る国防軍まである。
戦闘職の個体は屈強で、検査技師の個体の5倍ほどの大きさをもつ。
幼虫段階もしくは卵の段階で、いかなる方法なのかいまだ不明ながら、職能に応じて形態分化する。
職能はカーストなのである。
カーストごとに脳の大きさや解剖学的構造まで異なる。
脳だって?
アリに脳があったのか。
アリは頭を落としても生きているとファーブル昆虫記で読まなかっただろうか。

「遺伝的クローン」との言葉も登場しました!
そして、『 ファーブル昆虫記 』はジャン・アンリ・ファーブル(1823年~1915年)の著作で、1878年から1907年に掛けて、計10巻が出版されました。
この時代では、
「遺伝的クローン」の技術は「夢のまた夢」で・・・
そのような「発想」すら無かった・・・
というのが、現実でしょう。
しかし、もしかしたらファーブルは、『 アリは頭を落としても生きている 』という事象を、
「観察」で知ったかもしれず・・・
他の昆虫との「比較」で気づいたかもしれず・・・
という事かもしれません、、、

ちなみに、「カースト」とは、インドの身分・階層(階級)制度です!