第309回:『 「芯」に惚れ込む ~時と場合によっては頑固や意地っ張りも活用してみる~ 』
【 その他参照ワード:ドラフト制度、プロ野球、水島新司、光の小次郎 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
今回取り上げるのは、水島新司 氏の漫画本《 光の小次郎 》(昭和56年第1刷:講談社)です(笑)
水島さんは「ドカベン」を代表に、数多くの野球漫画を世に送り出していますが、
今回は野球を全く知らなくとも・・・
ちゃんと理解出来る!!!
ように進めますので、安心して下さい(笑)

【 ドラフト制度とは 】
今回の物語に関係するのがドラフト制度なので、簡単に説明します!
プロ野球選手になる一番オーソドックスな流れが、ドラフト会議で指名を受ける事です。
他にも、各球団のテストを受ける道などもあるものの、
たった一つの球団から指名を受けられれば・・・
晴れてプロ野球選手になれる!!!
という事です(笑)
しかし、仮にあなたの憧れの球団を「A球団」とします。
すると、ドラフト会議では「A球団」と「B球団」の2つの球団が、あなたを指名しました。
そして、「A球団」とあなたが幾ら相思相愛でも、すんなり希望が通る訳ではありません。
つまり、
「クジ引き」の開始
です(笑)

「A球団」があなたを引き当てれば、全く問題はありません!
しかし、「B球団」が引き当てると、翌年の3月末迄の交渉権を獲得します。
つまり、
あなたが「B球団」への入団を拒否すると・・・
実質上、1年間プロ野球選手になれない・・・
という事です。
故に、「A球団」以外の入団を拒否すれば、翌年のドラフト会議で再度「A球団」から指名を受ける迄は、浪人生活になります(笑)
一方、「B球団」に入団すれば、その時点であなたはプロ野球選手です!
しかし、1年間の浪人生活を送っても、翌年のドラフト会議で、
「A球団」があなたを指名する保証は無い
というのも事実です。
しかも、「A球団」が再度指名しても、他の球団もあなたを指名すれば、
再度のクジ引きに、あなたの運命は握られる
という事です。
では、あなたなら、
どのような「選択と決断」をしますか???
、、、(笑)

【 余談:大人の問題 】
以前には、大学生と社会人の上位指名候補選手だけは、
希望入団枠制度(逆指名制度)
が導入された時期もありました。
しかし、逆指名を得る為に、球団が選手にお金を渡す事件などが発覚し、制度は廃止されました。
お金を受け取る選手にも問題はあるものの、
大人の身勝手な行動で・・・
プロ野球選手という夢の門戸を閉ざしてしまった・・・
という事実は否めません、、、
また、ドラフト制度は、
憲法の職業選択の自由に反するのでは???
という論争は昔からあります。
しかし、プロ野球選手になる道を閉ざしてはいないとの理由で、合憲とされています、、、

では、ドラフト制度の紹介は終了し、物語に入ります!!!
そして、眺めるのは《 光の小次郎 》の第1巻から第4巻迄に収録されている内容です。
ただ、あらすじを含め、読みやすくし、かつ、今回のテーマに沿う為に整理や割愛の箇所がある点は、事前に理解と了承下さい!