【 物語 】
昔々のお話。
屋根裏にネズミ達が大勢集まって、何やら難しい相談をしているようです。
はて、何の相談でしょう?
「 皆さん、お静かに。 さて、ネズミはずーっと昔から、猫に食べられて来ました。 」
大きいネズミがそう言うと、ネズミ達は話を聞き始めました。
「 ネズミの数はどんどん減って来ています。 それもみんな、猫のせいなのです。 」
「 そうだ、そうだ! 」

「 今日は、どうしたらネズミが猫に食べられないで済むか、相談しようと思って集まって頂きました。 」
大きいネズミが言うと、「 猫が来たら、逃げればいいじゃないか。 猫よりネズミの方がすばしこいし、小さいから、猫が入れない所へ逃げ込めばきっと助かるさ。 」
と、中くらいのネズミが言いました。
「 でも、猫は足音を立てないで歩くことが出来るわ。 」
今度はネズミの女将さんが言いました。
「 だから、気がついた時にはもう逃げられなくて、捕まってしまうんじゃないかしら。 」
「 猫が近づいて来るのが分かればいいんだけれど・・・ 」
隣にいた子守りネズミが困ったようにそう言うと、また大きなネズミが口を開きました。
「 猫が近づいて来るのが分かる、何かいい方法はありませんか? 」

ネズミ達が、ああでもない、こうでもないと考えていたら、「 そんなの簡単ですよ。 」
と、一番若いネズミが言いました。
「 簡単だって? 」
「 そんな簡単な方法があるのか? 」
ネズミ達は大騒ぎです。
「 いったいどんな方法ですか? 」
大きいネズミが代表して聞きました。
「 猫の首に鈴を付ければいいんですよ。 」若いネズミが答えます。
「 なるほど。 それはいい考えだ。 」
「 猫の首に鈴を付ければ、猫が足音を立てないで歩いていても、鈴がちりんちりんと鳴るから、分かりやすいね。 」
「 鈴が聞こえたら逃げればいいんだな。 」
「 これで安心して暮らせますわ。 」
「 ばんざい、ばんざい! 」

ネズミ達が喜んでいると、おじいさんネズミが言いました。
「 ところで、いったい誰が猫の首に鈴を付けに行くんじゃな。 」
その途端、ネズミ達はしーんと静まり返りました。
誰も答える者はいません。
みんなガッカリして、ネズミの相談はこれでお終いになりましたとさ。

では、メタファーも終了し、締め括りです!
【 盲目に陥らない 】
TOPICSでは、
「混迷」の時代には・・・
一見すると「強い」と見られがちな・・・
誰かや何かに「任せ切り」にするという・・・
「群集(群衆)心理」に陥りやすい・・・
との視点を、幾度も伝えています。
つまり、
一人一人の「意識」が蔑(ないがし)ろにされる
という「同調圧力」が高まります。
それが故に、
「己を見失う」人が増え続け・・・
最終的には「盲目」に陥る・・・
という世の中や社会になります。

【 理想を手放さない 】
盲目とは、
物事や出来事が全く「見えなくなる」事ではなく・・・
自分の「見たい」景色や光景だけを見る・・・
という「逆説」の現象です。
つまり、表現を変えると、盲目の状態では、
「想像力」が全く活用されないが故に・・・
「妄想」に走りやすくなる・・・
という「危険性」が高まります。

そして、
いつしか「理想」を諦めるようになり・・・
全てを「現実的」との方便で・・・
「言い逃れ」するようになる・・・
という「末路」を辿ります。
故に、
「誰かがやってくれる」だろうなどの・・・
他人事や無関心ではなく・・・
出来る範囲内で良いから・・・
「自らで実践という協力」をする!!!
という事です!
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・ 『 協力しなければ生命は滅ぶ ~森林消失(火災)から学ぶ様々な反映 』
・ 『 コミュニケーションから生まれる協力という魔法 ~アポロ13号より~ 』
・ 『 支えや寄り添いが必要な時に ~恒例!?の美味しんぼメタファー(笑)~ 』
・ 『 お一人様○○という雑談(笑) ~孤独ではなく孤高という自分を見つめる~ 』
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