螺旋状に成長するコミュニケーション&嘘も方便と真の動機 ~ドラマ「ミディアム」から~

アリソンは夢の中で夫のジョーと愛し合っていました。
すると相手の夫が突如として見知らぬ警官となってしまいます。

アリソンが起き上がると、そこはベッドではなく、その警官の葬儀の場(教会)であり、参列者の光景が見え、アリソンは自分がいる場所が棺の中である事を察知し驚きます。
それと同時に棺の中には一丁の拳銃が残されていましたが、警官は「問題はその銃だ」と話し、アリソンに「もう起きろ」と促します、、、

 

ところで、現実世界ではニコラスという男性にこの警官殺害の容疑がかけられ、彼の弁護士はニコラスの良い面(世間体が受ける面)をマスコミに《 垂れ流し 》、ニコラスは犯人ではないと《 吹聴(喧伝) 》していました。
そして、証拠である銃がそもそも見つかっていないのでニコラスは無実であると主張していきます。

そして、裁判の最中、アリソンは検事局のボスであるデヴァロスに銃のありかが分かったと告げ、裁判は休廷になりました。

アリソンは夢の内容をデヴァロスに詳細に話し、警官の棺の中を調べる為の令状を取る段取りとなりました。

 

ところで、アリソンは夫のジョーの事で気に掛かる事があり、別の霊能者の元を訪れていましたが、アリソンが気に掛かっている事に関しては問題はなく、それよりも「アリソンとジョーとの夫婦仲の方がとても心配だ」と告げられます。

その夜のジョーは仕事からの帰りが遅くなり、電話も掛けてくれなかった事にアリソンは怒り、夫婦仲は険悪な雰囲気に包まれていきます、、、

 

翌日、殺害された警官の棺が調べられ、銃が発見されました。

そして、銃が証拠として取り上げられた事を聞きつけた容疑者側の弁護士は「銃は検察側のねつ造だ!」と主張していきますが、この時点では流れは検察(検事局)側の方に傾いていました。

そのような状況の元、アリソンに今回の事件の裁判について証人として出廷するようにとの通知が届きます。
そして、デヴァロスは「相手の弁護士が検察側の心理的動揺を狙ったものだから心配するな」とアリソンに話します。

そして、その夜のジョーは今宵も仕事で帰りが遅くなってしまい、アリソンはジョーと《 話も出来ずに 》翌日を迎えますが、翌朝には些細な事で《 言い争い 》をしてしまい、やはり夫婦仲は険悪なまま続いていきます、、、

 

そして、アリソンはデヴァロスから「アリソンが裁判で証言するのは明日になった」と告げられますが、棺を調べる令状を取る為には《 相当の理由 》が必要であり、アリソンが夢を見たからという理由は裁判所には《 言えず 》、デヴァロスは《 嘘も方便 》としてアリソンの元に匿名の情報が入ったと裁判所に《 嘘を付いた 》事をアリソンに《 明かし(白状し) 》ます。

そして、それを告げられたアリソンも自分が裁判で嘘の証言をする事に《 強い躊躇(ためら)い 》を覚えますが、デヴァロスは弁護側がアリソンの霊能力を聞きつけ、それを元に棺を調べる許可を取った点、つまり検察側が《 嘘に基づいて(嘘を行使して) 》棺の調査を行った点を突いてくるであろうと《 説明 》します。

 

アリソンは《 真実を述べる 》と話しますが、デヴァロスは真実を述べると銃は証拠から外され、検察側は陪審員の《 信用を失い 》、裁判で負けてしまうからアリソンに《 話を合わせて 》欲しいと頼みます。

そして、デヴァロスは夢や霊能力の事を相手側の弁護士に聞かれたら、馬鹿げた話だと《 否定して 》欲しいとアリソンに頼みます。

 

しかし、アリソンは《 明確に拒絶 》しますが、デヴァロスは自分もこのような頼み事はしたくはないが、《 他に道がない 》、そして、たとえ今回は嘘があったとしても検察は何より《 真実を尊重すべきだ 》と《 説得 》します。

アリソンは《 逡巡しながら考えさせてくれ 》とその場を立ち去りました。

 

そして、夫婦仲が険悪とは言え、アリソンはジョーに《 相談したい 》から今夜は早く帰って来て欲しいと電話で話し、ジョーも《 承諾 》します。

そして、子ども達を寝かせ付けた後の、アリソンとジョーの会話になります、、、