死に逃げは出来ない:前半 ~気候変動とマイクロプラスチックより~

そして、地球上で最も重要な役割を果たしてくれているのがアマゾンの熱帯雨林です。
しかし、この地域一帯でも過去30年の間に二酸化炭素の吸収能力が低下している事が分かりました。

二酸化炭素が増えると暑さと乾燥の為、木が枯れるのが早くなります。
そして、枯れた木は先程のように腐る時に蓄えられていた二酸化炭素を放出します。
このような状況がこの先のアマゾンでも進行していくと、これも逆にアマゾンからの二酸化炭素放出量が多くなっていき、地球の環境は《 劇的に 》変化せざるを得ない事が指摘されています、、、

 

更にアマゾンでも人間による開発の為に森林伐採や焼き畑が行われており、そのような地域では人間のこのような活動により、《 既に 》森林が吸収出来る量の二酸化炭素を上回る量が排出され続けているのが《 実態(実状) 》です。

そして、木というのは二酸化炭素の吸収のみならず、1日に数百リットルの《 水 》を蒸発させ、それが雨となって他の地域にも降り注ぎ、《 生態系の源である水分を循環 》させてくれています。

そして、《 目を転じる 》と北極圏では平均気温が世界の他の地域よりも3倍近い速さで上昇しています。
夏には《 もはや 》氷は存在しなくなっています、、、

 

そして、この白い氷というのは太陽の光を反射して宇宙空間に戻す働きがあります。
故に、氷がなくなってしまうと太陽の光が海に吸収されて気温が上昇し、更に氷が溶け出していくという《 悪循環(負のスパイラル) 》が起こります。

そして、北極圏の国々では近年記録的な暑さが観測されたり、熱波が発生したりといった状況になっています。
このような地域(実際には北極圏のみならず、かなり広範囲に渡っている)の地面の奥深くは《 ずっと 》凍結したままである永久凍土地帯と言われていましたが、永久凍土には大量の植物が閉じ込められており、これは永久凍土にはかつての植物が取り込んだ(二酸化)炭素も《 一緒に 》閉じ込められている事を意味し、永久凍土が溶け始めると閉じ込められていた二酸化炭素やメタンなどが現在の大気中に放出されていく事になります。
そして、永久凍土に閉じ込められている(二酸化)炭素の量は大気中の2倍に及ぶと言われています。

ここでも、永久凍土が溶け出す事による二酸化炭素やメタンの排出が《 更なる 》永久凍土の氷解を招く事が容易に推察されています、、、

 

そして、実際に永久凍土の地面が溶け出し、地面が柔らかくなりデコボコしている場所が《 確認 》されています。
そして、この地域の永久凍土は毎年10~15㎝ずつ失われているそうです。
そして、その(地)上で生育している木々の成長にも影響を及ぼしています。
そして、そこに生息している動物達は然りであり、これにより絶滅の危機に瀕している動物達が更に増え続けています、、、

 

では、今回の素材からの紹介はここで終了になりますが、最近、にわかに?唐突に?昆虫食(コオロギなど)というのが取り沙汰されて来ています。

日本でもイナゴなどを食す《 風習 》があったり、世界を見渡すと昆虫などが貴重なタンパク源となっている《 (食)文化 》の地域も多々あります。
私には昆虫食についての詳細は分かりませんが、最近《 喧伝 》されている《 理由 》の中には《 食糧危機 》に備える為とのものもある模様です。

 

そして、現在の異常な物価高騰も食糧危機の一端とも言えますが、一方で日本国内ではお米の生産数を減らすよう指示されたり、酪農での牛を減らすような政策が行われ始めています。

その《 理由 》としては日本国内ではお米が余っている為と説明されたりしますが、実際には余分なお米を海外から輸入している(輸入させられている)から余った状態になっているだけです。

また、いわゆるフードロスなどの問題にも真剣に取り組んでいる様子もあまり見られません。

このような《 矛盾 》とも言える事が行われている《 真の思惑(真の動機) 》とは一体全体何なのでしょうか、、、