ヘイトクライムからさえも学べる様々な視点 ~差別と区別を分けるものとは~

被告:
『 私のような差別・偏見・ヘイトクライムに関する感情を抱いている人は至る所にいます

  一個人による身勝手な差別感情によるものだと切り取って事件を収束させるようであれば、今後同様の事件、更に凶悪な事件さえも起こる事は容易に想像出来る話です。 』

 

そして、イギリスやドイツやアメリカなどではヘイトクライム対策として法律で量刑を加重出来る仕組みがあるのに対し、日本ではそもそもヘイトクライムに特化し規制する法律すら現状では存在しておりません

このような状況に対し、ウトロ出身で欧米などの大学で差別の研究を続けている弁護士の具 良鈺 氏は、

具 氏:
『 特に欧米諸国と日本の一番大きな違いが差別への反応の度合いではないかと感じています。

  (日本の)社会の反応もまた諸外国と非常に違って薄い・無関心・無反応と言えると思います。

  他人事なんですよ。

  自分は在日コリアンでもないし、そんな事(犯罪など)しないから関係ないと。

  次に自分がターゲットになるかもしれないという危機感を持って、関心を持って頂きたい。 』

 

そして、《 紆余曲折 》との軽い言葉では表現出来ない中、今年4月にウトロに平和祈念館が無事に開館され、そこには多くの日本人ボランティアの方々の協力もありました。
そして、展示品では住民達の意向により《 笑顔 》の写真などが数多く採用される事になったそうです。

そして、放火後に《 放置 》されたままになっている建物や土地の片隅には、韓国料理の《 象徴 》とも呼べる唐辛子と荏胡麻(えごま)が植えられており、焼け跡ばかり見ているとウンザリしてしまうという事で住民の方々が《 自発的 》に植えたそうです。

なぜなら、コロナ禍で中断を余儀なくされた焼き肉交流会が再開した時に、集まった《 皆(朝鮮人も日本人も誰でも分け隔て無く) 》で《 一緒 》に食べる為だそうです、、、

 

では、番組からの紹介もここで終了ですが、後半の被告の証言以降は《 敢えて 》私からは視点の一つをコメントしませんでしたが、皆さんが自由に《 捉えて 》そして 《 考えて 》頂ければと思います!

そこで、今回の締め括りとして一つだけお伝え致します!

これもTOPICSでは何度もお伝えしている視点ですが、それが、

 

「思い・言葉・行動」の一貫性を保つ事が大切である!!!

 

と。
では、この『 一貫性を保つ 』というのは、今回の犯罪であったり、ハラスメントやイジメなどに当てはまるのかと言いますと、

 

全くもって当てはまる事は絶対に無い!!!

 

という事になります!!!
なぜなら、その《 理由 》としてあるのが、これも特に最近のTOPICSでお伝えしております、

 

最も問われるのは「真の動機」!!!

 

だからです!!!
そして、《 「真の動機」は複数成り立ち得る 》との視点も既にお伝え済みではありますが、

 

この「真の動機」を如何に捉えていけば良いのか・・・

 

というのは、今後のTOPICSで《 段階 》を経つつ、徐々に明らかにしていきますので!!!(笑)

 

ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2023年3月4日の第448回目のTOPICS『 差別(という心や意識)は自らを貶める ~ジャッキー・ロビンソンと美味しんぼより~ 』、2020年6月6日の第308回目のTOPICS『 誹謗中傷と非難は違う!? ~戦い?それとも、闘い? 』などもございます!

 

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