【 ベラルーシとは 】
ここから視点を変え、先日の3月19日放映の番組『 報道特集 』(TBS)を少し眺めます!
現在のウクライナへのロシアの軍事侵攻に関しては、ベラルーシの関与も取り沙汰されます。
ベラルーシとは、ロシアとウクライナの両方の隣国であり、ロシアとは同盟関係です。
そして、軍事侵攻前には、ベラルーシ国内でロシアとの共同軍事演習が行われました。
そして、ベラルーシの(現)大統領は、
28年に渡り君臨し続けている事から・・・
《 ヨーロッパ最後の独裁者 》!!!
と称されています!

ただ、2020年の大統領選挙で不正の疑惑が持ち上がり、国民による大規模デモが起こりました。
しかし、ロシアの支援により、デモは鎮圧(事実は弾圧)されました。
【 報道の矜恃 】
番組キャスターの金平 茂紀 氏が、ベラルーシの大統領と《 対面(直接) 》でインタビューを行いました。
場所はベラルーシの首都ミンスクにある独立宮殿で、1時間25分掛けて行われました。
しかし、
大統領の「顔」を撮影出来るのは・・・
ベラルーシの国営放送のみ・・・
などの制約が課されました。
では、大統領の発言ではなく、
金平 氏が大統領に率直に投げ掛けた幾つかの質問
を眺めます、、、

○ あなたはロシアのウクライナへの軍事侵攻を支持していますか?
○ ロシアがウクライナの人達の、子どもとか女性とか、逃げられない人達を結果的に、今、国連の発表では600人を超えるような人達が死んでしまったという事については、どういう風にお考えになっていますか?
○ 今後、ウクライナへの軍事侵攻、軍事作戦に対して、ベラルーシが参加する事はあり得るという事ですか?
すると、大統領は、
様々な根拠の無い反論や詭弁を・・・
逆に投げ返して来た・・・
という流れになりました。
しかし、金平 氏は、
訴え掛けるが如くの口調で・・・
諦めずに質問を重ね続ける・・・
という毅然とした態度で臨みました、、、
○ あなたはロシアのウクライナへの軍事侵攻を支持しているという事で宜しいですかっ!?
○ ベラルーシはロシアとウクライナと兄弟であるのならば、もっと積極的に停戦が早く訪れるように、交渉すべきなんじゃないですかっ!?

【 個人の矜恃 】
今回の戦争に関し、ベラルーシの国民がインタビューに応じた場面は、今まで私は観た事はありませんでした。
そこで、番組ではベラルーシの国民に対するインタビューも行われました。
ただ、戦争に関し賛否両論もあるとは言え、
犯罪者と見做され・・・
逮捕される事を恐れて・・・
話せない・・・
話したくない・・・
という国民が相次ぎました。
そんな中、一人の女性が本心を語ってくれたと同時に、《 情報 》の入手法に関しても、勇気を持って答えてくれました、、、
女性:
『 インターネットのメッセージアプリを使っています。 テレビは絶対に観ません。 観たとしても比較する為で、どんなプロパガンダ(権力側に都合の良い情報や喧伝)がされているか確認する為です。 』
そして、更に続きます、、、
女性:
『 この国には民主主義は全くありません。 全ての権力を軍事的組織が握っていますから、皆が恐がっていて、何をしていいのかも、分からないんです。 ウクライナや私達の国について、世界の多くの人に知って欲しい。 それが変化や進展に繋がるはずですから。 』

【 本質を見抜く 】
インタビューに応じてくれた女性は一般人です。
一方、ロシアの国営放送で反戦を訴えたが故に、逮捕され辞職した女性職員は記憶に新しいでしょう。
そして、ロシアとウクライナは国同士の戦争ではあるものの、
例えば、ミャンマーでの軍によるクーデターも・・・
その「本質」は全く同じ・・・
という事です。
そして、この本質を見い出す際に活用出来るのが、TOPICSでは幾度も伝えている、
物事や出来事は、大なり小なりそれぞれを反映している!!!
という視点です!

【 本分を忘れない 】
金平 氏のインタビューに場面を戻すと、大統領は、
ベラルーシの方が日本よりも・・・
報道の自由が保たれている・・・
と発言しました。
すると、金平 氏は大統領の目をしっかりと見据え、そして、大統領に向け以下の発言を、ハッキリと言い切りました、、、
金平 氏:
『 私は正直言って、ベラルーシのジャーナリスト達が完璧に自由な報道をしているとは、個人的には思っていませんっ! 』

ところで、マスコミやメディアの大切な役割の一つが、
権力の暴走を防ぐ為に・・・
権力を監視する!!!
という事です!
例えば、
過去の日本の大本営発表に代表される・・・
同じ過ちや悲劇などを・・・
二度と繰り返さない為に!!!
という役割です!
そして、金平 氏が指摘した通り、ベラルーシのジャーナリズムは自由で公正であるとは全く言えません。
ただ、
最近の日本のジャーナリズムを眺めた際・・・
ベラルーシのジャーナリズムを取り巻く状況や環境に対し・・・
日本は《 他人事 》と言えるだろうか???

ちなみに、
ジャーナリズムの本質を保った姿勢は・・・
特にここ数年来の日本で・・・
私は見た事が無い・・・
というのが正直な感想です、、、
そして、金平 氏の如くのインタビューの内容に関し、
本来は政治家同士が取り組むべきコミュニケーションであり・・・
それが《 真の外交の姿 》であるはず・・・
です、、、

【 余談:ヒントは魂の視点 】
余談ですが、ここまでの内容に関し、私は敢えてプーチン(大統領)、ルカシェンコ(大統領)などの、
「顔」を浮かび上がらせる・・・
「名前」は出さなかった・・・
という点に気づきましたか???
そして、敢えて出さなかったのは、
ある意図(理由)があり・・・
それは私達の誰もに《 同じく当てはまるもの 》でもある・・・
からです、、、

そして、ヒントとなるのが、
魂の視点から導かれる・・・
全ての崩壊は内部から起こると同時に・・・
それは戦争も然り・・・
私達の「内面」にも当てはまる・・・
という事です、、、