時代にツッコミを入れて気づいてみる ~ゲームセンターあらし編(笑)~

更に2日目、そして、3日目と勝負は続いていきますが、3日目ともなるとあらしの疲れも極限に達し、それを見た教頭先生は『 これ以上ゲームを続けさせる事は危険です! PTAの事もありますし! 』と止めさせようとしますが、校長先生は『 このゲームにはあらしの将来が掛かっておるんじゃぞ! 銀八先生達もあらしの教育方針を考えてやっている事だ、もう少し様子を見よう! 』と話し、対決は続行します。

 

と、ここは大切なツッコミですが、イジメ問題も後を絶たない状況ですが、それに輪を掛けて説明不足であったり、時には隠蔽体質も見られる学校や教育委員会等も見受けられます。
そして、調査を行わない(あるいは不足していたなど)という不作為に関しての言い訳じみた詭弁など。
特に教育現場においては、このような対応は大人のする事なのでしょうか、、、
それを目の当たりにする子ども達はどのように見て、どのように思っているのでしょうか、、、

教頭先生の『 PTAの事もありますし! 』との発言からも分かる通り、やはり、問われるのは《 真の動機 》となりますが、この先にも関連したテーマが出て来ますので、ひとまず先に進みます!

 

そして、どうにかこうにか4日目も終わり、いよいよ最終日となり、銀八先生との対決となりました。
この5日目に使うゲームはあらしはまだやった事がないゲームであり、一方の銀八先生はゲームメーカー(製造会社)に頼んで必殺技の特訓を施して貰っていました。
銀八先生は勝負の前から高笑いです。

初めてのゲームであらしはルールも分からず苦戦しますが、銀八先生は余裕からか、あらしにゲームのやり方などを説明し始めます。
すると、あらしは『 先生ダメだっ! 先生の負けだっ! 俺にヒントを与えたら損する事を見せてやるっ! 』と息を吹き返し、あらしの必殺技ムーンサルト(月面宙返り)を駆使していきます。
ちなみに、あらしは体育の成績も1です(笑)
しかし、銀八先生もそれを上回るムーンサルト攻撃であらしを追い詰めていき、逆転していきます。

 

あらしも疲れからミスを連発していきますが、それを見ていた5人の先生達の内の一人の女性の先生が、このままではあらしクンが死んでしまいます!と銀八先生に対決を止めるようお願いします。
すると銀八先生は『 女は、、、黙ってて貰おうっ! 』と拒否します。
そして女性の先生は『 でも、事故があったら世間の人から叩かれます! 教育者としては、、、 』と。

 

では、いよいよ!?最後のツッコミになりますが、まずは論を待たずとも《 男尊女卑 》の発言でしたね(笑)
勿論、このような風潮はいけませんが、それでも現在では《 LGBTやジェンダー 》などの多様性に少しずつ意識も向けられ、変わりつつあるという素敵な兆候も見えつつあります。

ただ、ここでの女性の先生における『 でも、事故があったら世間の人から叩かれます! 』との発言は先程と同じく《 真の動機 》と関係して来ますが、他にも職場等では各種ハラスメントも未だに横行し続けています。
これらは、もはや社員の目を憚(はばか)らず、世間体を気にする意識が働くどころか、自制も歯止めも利かなくなっているケースも増えております。
壁に耳あり障子に目あり 》や《 お天道様は見ている 》などの《 温故知新 》や《 賢者は歴史に学ぶ 》などを思い返す必要が急務かもしれません。

 

では、物語もクライマックスに入りますが、銀八先生は『 あらしと私は、もう先生と生徒ではない! これは男と男の勝負だっ!!! 』と答え、あらしに最後まで戦えと促す?挑発?を仕掛けます。
と、あらしもそれに応えますが、ここでラジオ実況者が『 真の教育とはこういうものなのかっ!? 』と、ここでもまた名実況!?迷実況!?を繰り広げます。

そして、ラジオを聞きながらテストを受けていた一平太はテストを放棄し学校を抜け出して、あらしを助けに武道館に向かいます!
同じくラジオを聞きながら学会を聴講していたさとるも心の中でエールを贈ります。

そして、いよいよあらしが倒れてしまった所で一平太がやって来て、ゲームを代わり、あらしにジュースを上げて檄を飛ばします。

 

そして、再度息を吹き返したあらしはムーンサルトと、もう一つの必殺技、炎のコマ(手をコマのように素早く動かす事で摩擦が生じ、手に炎が付く現実にはあり得ない技です(笑))を繰り出しますが、再び倒れてしまい手を使えなくなりますが、最後の最後に自らの《 個性 》である出っ歯でボタンを押し勝利します!

こうして、あらしと銀八先生は涙を流しながら抱き合い、ラジオを聞いていた一平太の学校の先生は、一平太の0点の答案用紙に10を書き足して100点にし、これにて、めでたしめでたし、チャンチャンと終了しました(笑)

 

では、長々でもあり色々と私の勝手なツッコミを披露して参りましたが、もう一つ今回のキーワードとなり得るものが《 子ども時代 》というものです!