そして、その後は役所の担当者の方も更なる調べを続けてくれて、何度も私達と色々と打ち合わせをしたりなどを重ねて、記憶は定かではありませんが、1年ほど掛かったか掛からない位の時に、無事に戸籍に掲載出来る運びとなり、子どもさんの(日本での)地位や身分を確かなものとする事が出来ました(笑)
そして、戸籍が無事に作られてから程なくして、この役所の担当者の方が私に一通のお手紙を下さりました。
そこには次のように書かれておりました、、、
《 瀬川 様
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
○○さんの養子縁組について「戸籍」という私たちが参考にしているテキストに事例として紹介されました。
返還前の香港で成立した縁組であること、特別養子縁組と取り扱うことができるかどうか、縁組後養子の氏名及び国籍が変更になっていることなど、他のケースでも参考になる事例だったようです。
コピーをお送りしますので、参考にして下さい。 》
と、、、
なお、これは私の自慢話!?などの「思い」でご紹介させて頂いた訳では決してありませんので(笑)
と言いますのも、このご相談者の女性の方は、その時に(比較的)年配でいらっしゃった事もあり、一番最初のご相談の際に、養子とした子どもさんに関して日本での地位や身分がこの先も含めて安定させる事が出来るかなど(ご自身に何かあった際なども含め)、子どもさんの将来を含め、とても不安や心配である旨のご心情を私に吐露されておりました。
そして、当然の事ながら当時の私においてはカウンセリングをしている訳でもなく、そのような事も出来る訳では全くありませんでした。
ただ、前回の前半の冒頭でもお伝え致しましたように、このようなケースにも見られるような不安や心配などの、
「メンタル(心)」を整えていく際には・・・
「現実的手段」も必要となる事があり・・・
必要であるから「現実的手段」を活用するという側面にとどまらずに・・・
「今、ここから」の「変化」を生み出す(創り上げていく)意欲(エネルギー)ともなる!!!
という事が、前回と今回で私がお伝えしたかった趣旨となっております(笑)
そして、この私が関係したケースにおきまして、もうお分かりかと思われますが、
《 前例は創り上げる事が出来る!!! 》
という点も然る事ながら、
人と人との「繋がり」と「重なり」で生み出された(作り出された)事柄に関しては・・・
不可能な事象などは決して存在せず・・・
人と人との「繋がり」と「重なり」で新たに変化させる(創り上げたり修正する)事が可能である!!!
という事になります!
ちなみに、当時私が行政書士をしていた時にも、戸籍の売買(偽装結婚や実態の無い養子縁組などの悪用を含め)に決して関わらないようにとの注意喚起が行政書士会からも出されておりましたが、コロナ禍での経済苦境に付け込むような詐欺なども多発しておりますが、このような戸籍の売買は犯罪絡みのものになりますので、皆さんも決して関わらないようにして下さい!!!
そして、前半・後半と今回も長くなってしまいましたが、最後に余談(風)として、今回の視点を更に拡大した面を、ほんの少々、魂の視点も交えお伝えして締め括りとさせて頂きますので、今少しお付き合い下さい(笑)