刑事ドラマなどでは、「犯人(や犯した罪)」の事を「クロ」などと呼んだりもしています(笑)
なお、この「クロ」との表現はメタファーとしての活用ですので、(人種)差別などに結び付くような黒人などの方々を指している訳では全くございませんので、その旨をご理解とご了承下さい。
そこで、「犯人(や犯した罪)」という「言葉」から、これも極端な例えですが、
仮に「全て」の「犯人(や犯した罪)」を「黒」とすると・・・
小さなお子さんが出来心でやってしまった万引きなどと・・・
大の大人が身勝手に犯してしまった殺人などと・・・
どこで「線(境界線)」を引く事が出来るのだろうか・・・
との「問い(掛け)」が出て来ます。
この場合の「(過度な)二者択一」におきましては、微罪であろうと重罪であろうと、全ての罪は「黒」となります。
そして、ここに今回の『 避けた方が望ましい理由 』との視点が展開されていきます!
と言いますのは、まず、
「黒」などの「一つの対象」のみに焦点を当て続けていると・・・
次第に「黒」だけしか見えなくなり・・・
段々と、その「黒」ですら「黒」と認識し辛くなっていき・・・
時には、「自分自身」が「黒」と「同化」してしまう恐れも出てくる(しかも、それに気づけない)・・・
という傾向が高くなる可能性もあります。
勿論、犯罪などを扱っている警察官などの方々が、このような傾向に陥る可能性が高いという意味では全くありませんので、誤解の無きようお願い致します(笑)
つまり、ここでの意味は、
仮に「全て」の「犯人(や犯した罪)」を「黒」のみである、と捉え過ぎてしまうと・・・
もし「あなた」に近寄ってくる「誰か」が「黒」であった場合に・・・
その誰かが「微罪」なのか「重罪」なのかなどを判別する(線(境界線)を引く)事が難しくなり・・・
結果的に「自ら」を危険に陥らせる(重罪の「黒」に接近してしまう)可能性も出て来てしまう・・・
という事になります。
つまり、「(過度な)二者択一」を避ける理由の中には、「身の安全を守る」という役割も含まれているという事です。
さらに、
もし「あなた」の身近な所に「存在」している・・・
小さなお子さんが出来心でやってしまった万引きなどを・・・
殺人などと同じく「黒」としてしまうと・・・
その子は反省や更生などの「希望」を奪われてしまうのと同じ事になり・・・
一方で・・・
大の大人が身勝手に犯してしまった殺人などを・・・
万引きなどと同じく「黒」としてしまうと・・・
その大の大人は・・・
「都合の良い方便(その後の再犯などの言い訳など)」として活用し続けてしまう(かもしれない)・・・
という帰結にならないとも限りません。
、、、繰り返しで恐縮ですが、今回は「(過度な)二者択一」がテーマですので!