【 心が死ぬとは 】
しかし、
手術という「言葉と現実」を聞いた私は・・・
心が死ぬが如くの・・・
塞ぎ込み&落ち込みに陥った・・・
という状態になってしまいました。
そして、以後は食事もほぼ摂取出来なくなりました、、、

しかし、手術を受ける為には、少しでも食べて、体力を回復しなければなりません。
また、手術を受けなれば、気胸も完治しません。
つまり、私の内心で起こっていたのは、
「堂々巡り」と言うよりは・・・
「(悪)夢」であって欲しい!!!
というのが本音でした(笑)
そして、塞ぎ込み&落ち込みの影響で、
食事を摂取「出来ない」のか???
あるいは、食事を敢えて摂取「しない」のか???
「当時の自分」を振り返っても・・・
どちらが「本当の自分」だったのか???
あるいは、「両方」が本当の自分だったのか???
などは、未だに分かりません。
そして、苦肉の策で点滴をして貰うものの、それだけでは体力も付くはずがありません。
しかも、この状態が続けば、手術どころの話ではなく、
生命を維持する為には・・・
IVH(中心静脈栄養)の点滴しか術がない・・・
とのニュアンスの話を、父から言われたのを記憶しています、、、

【 救われた脳天気 】
しかし、気持ちが前を向く訳でも、上向く訳でもなく、変わらぬ日々が続いていました。
すると、ある日の昼頃、ラジオから一つの歌が流れて来ました。
それは、私の好きなTUBEの歌でしたが、
当時の私はその歌を知らなかった・・・
という出逢いでした、、、
そして、その歌の内容は、
アラサー(30歳前後)の女性がシミを気にしつつも・・・
ビーチ(海岸)で肌を焼く事に全精力を傾け・・・
ビーチでNo.1のこんがり肌になる!!!
という、失礼ながらも、特に内容はない歌詞です(笑)
しかし、その歌を何気なく耳にした私は、
ポジティブな意味での「脳天気」な歌詞に・・・
心、あるいは、命を救われた!!!
と、「当時」も「今」も強く感じています!

そして、歌を聞き終えると、僅かながらも、お菓子のマドレーヌを食べられた事を、今でもハッキリと憶えています(笑)
勿論、手術の恐怖が消え去った訳でもなく、よし治すぞ!!!などの前向きさを取り戻せた訳でもありませんでした。
ただ、
ほんの僅かとは言え・・・
「何か」が私の内心で・・・
「変化」に結び付いた!!!
という事実は、間違いありません!
【 思春期の恥ずかしさと睡眠薬 】
そのように、ある意味では十分には煮え切らないながらも、手術日も日毎に近づいて来ます(笑)
そして、手術前日には、体と男性器の箇所の毛を剃られました!
更に、手術当日には、
尿道に管(ドレーン)を挿管された時は・・・
今まで「体験」した事がない激痛!!!
でした!

しかも、一度で挿管されなかったので、何度もやり直しました(笑)
更に、その処置をしてくれた看護師さんは、私が小さい頃に家に遊びに来ていた人でもあり、
思春期の私は恥ずかしいやら・・・
情けないやら・・・
でも、痛くて、痛くて、痛くて・・・
といった感じでした(笑)
終いには、ガーゼで作ったフンドシを履かされ、
もはや「まな板の鯉」であり・・・
手術の為には致し方がない事は・・・
「頭」では理解しているつもりでも・・・
何とも表現出来ない「感情」が湧き出る・・・
のは、振り返っている「今も」同じです(笑)

ちなみに、手術前夜には、よく眠れるよう睡眠薬が処方されました。
そして、生まれて初めて睡眠薬を服用したものの、夜中に目が覚めました。
そして、トイレに行こうと起き上がった途端、
頭がグラングランして・・・
視界も歪み・・・
大人になった今の自分として表現すると・・・
酷い二日酔い状態!!!
に近いです(笑)
【 生命活動の香り・外気 】
いよいよ、手術室に向かう時間が到来しました!
すると、
「タイミング」が良い???
それとも、悪い???
どっち???
なども考る余裕もない中、友達が見舞いに来てくれました。
しかも、よりによって、
一番見られたくない姿
です(笑)

そして、僅かな時間とは言え、友達と接して痛烈に感じたのが、
社会との「接点・交流」から生み出される・・・
生命活動の「香り・外気」・・・
でした、、、
例えば、子どもの頃に風邪を引いて寝ていて、親が帰って来た時に香る「似た経験」は、多くの人があるかもしれません(笑)
そして、
同じく「今にして」考えると・・・
単なる「香り・外気」ではない!!!
という事ですが、ヒントはこの先の「どこか」に出て来ます!
