KAGRA(カグラ)から学ぶ感性の研ぎ澄まし方 ~ノイズを除去し他人の経験から学ぶ~

○ 《 マイクを用いて(施設内の)空気の温度や流れを調節するファンやエアコンプレッサーなどの、各所に置いてある制御用回路を一つ一つ調査して、空気の「振動」である「音(つまり「ノイズ」)」を見つけて「取り除いて」いく。 》

 

○ 《 岩盤を伝わって「外」からやって来る地震の「ノイズ」を「捉える」のだが、それよりも厄介なのが、日本海の「荒波」である。
(施設のある岐阜県飛騨市の)山中から日本海までは約50㎞離れているが、日本海が「荒れて」くるとKAGRAに「ノイズ」が生じる。
つまり、「荒波」が日本に当たった時に、日本(の地面)が「揺れて」しまう
(「振動」の)「元」は「小さく」とも、それが「届く」時点では、「大きな揺れ」になってしまう。 》

 

ちなみに、このような地面の「揺れ」は、「世界各国」で「日所茶飯事」に起こっている事象だそうです(笑)

このように、「ノイズ」を「取り除く」為に様々な事が「行動」に移されておりますが、最後に麻生 氏は次のようにも述べておりました。

 

麻生 氏:
『 「ノイズ」が完全にゼロになる状態というのは無い。
  (現在までの性能においては)300万光年ぐらいの重力波なら何とか見つけられる。
  (今はまだ)レーザーの「ノイズ」は無くなったが、何か「別のノイズ」が「乗って」いる。
  (この「別のノイズ」を「取り除いて」)レーザーの線を出来るだけ細く出来るかというのが勝負。 』

 

このように、「ノイズ」の「元」を調査し、その「ノイズ」を「取り除く」と、「新たなノイズ」が出現してくる事の繰り返しだそうで、が、しかし、

 

一つを「取り除く」事が出来れば・・・

その分の「感度」が向上し・・・

 

その一つを「取り除けた」事で・・・

更に「感度」を上げる事が可能になり・・・

なおかつ「新たなノイズ」を探し出しやすくもなっていく・・・

 

そして、それが更なる「感度」の向上へと・・・

「繋がって」「重なって」いる・・・

 

との意味合いが含まれているように私個人としては勝手な!?解釈をしております(笑)
そして、稼働後においても、パイプの中におけるほんの僅かな気温上昇が起き、その空気の「揺らぎ」という「ノイズ」の「新たな発見」もあったそうですが、事象としては陽炎(かげろう)と同じですが、それは「目に見える」ようなものではない「微少微細」なものであった事から「発見」には苦労を要したそうです。

 

そして、このKAGRAの「真の実力」をこれから発揮させていく為に必要なのが、同じく稼働当初では、サファイア「鏡」に予見(予定)していなかった霜が付く現象が起こり、-253℃まで「冷却」する事が出来なかったそうですが、この「鏡」の「感度」を上げる事に大いなる期待が掛けられているそうです。

 

では、長々となってしまい申し訳ございませんが、今回も《 メタファー(物語や比喩) 》の活用を主としておりますので、「余韻」を壊してはいけませんので、少しだけ私なりの視点をコメントした上で締め括りとさせて頂きます!

耳にした事がある方もいらっしゃるかと思われますが、カウンセリングやセラピーなどにおいては、次のような例えが用いられる事があります。

 

私達の「内(面)」を探る(掘り下げる)とは・・・

タマネギの「薄皮」を「剥いて」いくようなもの・・・

 

と。
これは、いわば「根気よく」という面に意識を向ける為にも言われるものでありますが、中には、それなら延々とキリがないじゃない!!!と「誤解」される方もいらっしゃいます(笑)
と言いますのも、