孔雀王に見る光と闇の統合 ~利己主義と利他主義もサイクル(循環)で統合出来る~

第207回:『 孔雀王に見る光と闇の統合 ~利己主義と利他主義もサイクル(循環)で統合出来る~ 』
【 参照キーワード:孔雀王、光と闇の統合、利他主義、利己主義 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

ところで、今回は唐突ですが、私の遊び心からのテーマとして「孔雀王に見る光と闇の統合 ~利己主義と利他主義もサイクル(循環)で統合出来る~」をお届け致します。
そこで、孔雀王というのは、私が高校生くらいの時に読んでいた漫画本です(笑)
描写にはかなりのH(エッチ)な場面も含まれておりますが(笑)、そのストーリーは想像力を掻き立てる面も満載で、今でも時折読み返したりしておりますが、その都度、新たな発見や気づきが産まれたりもしております。

 

そして、遊び心というのは、このTOPICSにおいても、美味しんぼなどの漫画からも題材を取り上げておりますが、「自分なり」に何かを発見したり、あるいは、何かに気づいたりする際に、必ずしも難解な本を読んだり、苦労を伴うような努力を強いられる必要性も無い、という意味も込められております。
何か弁解?のように聞こえるかもしれませんが、特に今回は、真剣にならずに、そして、力を入れる事なくお読み頂ければ幸いです(笑)

 

ちなみに、今回ご紹介するストーリーは、最初の孔雀王シリ-ズ(荻野真 作:全17巻 集英社)からのものになります。
また、この孔雀王は、以前に三上博史さん、阿部寛さん主演で2度の実写映画化もされております。
それでは、簡単にストーリーをご紹介しながら今回のTOPICSを進めて参りますが、内容はあくまでフィクションです。
ただ、そのストーリーの中から、もしかしたら、「皆さんなり」の何かを発見したり、気づくキッカケの素材となり得る部分もあるかもしれませんので、興味のある方は読み進めてみて下さい(笑)
では、ショート・ストーリーの開演です!!!

 

この物語は、弘法大使の空海が開いた高野山が舞台です。
しかし、その本当の舞台は・・・退魔業を主たる活動としている・・・裏高野山です・・・

かつて太古の昔に、光と闇の決戦が行われました。
そこで、対決をしていたのが、

 

光の守護神たる孔雀王

そして、

闇の盟主たる天蛇王

 

との争いでした。
孔雀王は別名ルシフェルとも呼ばれる存在ですが、光の守護神でありながら、光に背き闇に走っていきます。
それが故に、堕天使とも呼ばれています。
当初は孔雀王も天蛇王と共に、光を消滅させるべく力を合わせて光と対決していましたが、孔雀王と天蛇王が結ばれた事により、天蛇王は子を宿す事になりました。

 

それは、光と闇の両方を含む子でもあり、天蛇王は、我が子を闇の盟主にするべく画策しますが、孔雀王には躊躇いが残っていました。
そこで孔雀王は苦悩の末、天蛇王を殺し、まだ産まれぬ我が子をも殺し、そして、自らも消滅の道を辿る事を選択しました。
これで、光と闇の決戦は終結したかに見えました・・・が・・・

 

時が過ぎ、この物語の舞台である裏高野山に、退魔師の慈覚という男がおりました。
慈覚の力は想像を絶するほどの強大なものでしたが、幾ら魔を祓っても、あまりにも人の心が荒(すさ)んでいる事により、次々と魔は姿を現してきます。

 

そのような状況に絶望しかけていた慈覚は、もうこの状況を光の力だけで浄化させるのは無理であると判断し、冥府の底に幽閉されている、光と闇の両方の力を持った孔雀王を復活させ、その力によりこの世を何とか鎮めようと試みます。
しかし、強大な力があると言っても人間である慈覚には限界もあります。
冥府の底での闇との死闘の末、慈覚は敗れ去る寸前でした・・・

 

そのような冥府の底において、ある一人の女性が、瀕死の慈覚を見つけ助け出しました。
それが縁となり、慈覚とこの女性は結ばれる事になり、男女の双子が誕生しました。
それが、