孔雀王に見る光と闇の統合 ~利己主義と利他主義もサイクル(循環)で統合出来る~

【 孔雀と朋子の対決 】

それから年月を経て、闇の勢力は朋子を天蛇王へと誘(いざな)う為のキリストの聖杯を手に入れます。

一方の孔雀は朋子が生存している事、そして朋子は天蛇王となり得る存在である事を知り、朋子を救うべくキリストにトドメを刺したと言われるロンギヌスの槍を手に入れ、朋子の元へ向かいます!

 

そして、朋子が天蛇王とならぬように説得を試みますが、朋子は聞く耳を持たず逆に孔雀に対決を挑んできます。

孔雀も説得は無理だと考え、この世の為に朋子たる天蛇王を抹殺しようと決意します。

そして、孔雀はロンギヌスの槍で天蛇王の体を突き刺します、、、

 

ところが、突き刺したにも関わらず天蛇王を殺す事は出来ませんでした!

なぜなら、

 

孔雀の心の中に殺意という闇が生み出されてしまったが故に・・・

その瞬間に槍の持つ光のパワーも消失してしまった・・・

 

からです、、、

しかし、事態はこれで終わりません!!!

朋子は、

 

父そして弟という肉親二人の手によって二度も殺された事により・・・

朋子の心の中の光は完全に消え去り真の闇が生み出され・・・

真の天蛇王が誕生した・・・

 

という事に留まらず、朋子を真の闇に突き落としてしまった事で、

 

孔雀の心の中の光までも奪い去ってしまった・・・

 

という状況に陥ってしまいました、、、

 

 

【 立ち上がる阿修羅 】

その後の孔雀は肉体がかろうじて生きているのさえ不思議なぐらいの、魂の抜け殻のような状態になってしまいます。

その間も光と闇の対決は続けられ、その行く末は闇の圧倒的優勢で光にとっては絶望的な状況でした。

しかし、ここで孔雀を救うべく救世主が立ち上がります。

それが、アシュラという一人の娘でした!

彼女もまた、

 

この世の苦しみや悲しみを一身に受け・・・

その全てを清らかなものに変え新しく生み出す使命を持った・・・

阿修羅神!!!

 

を背負って生まれていたからです。

アシュラのお陰で孔雀は生気を取り戻し、そして二度と同じ過ちを犯さぬよう決意し、再び天蛇王の元に向かいます!

そして、光と闇の決戦は光の勝利へと傾いていきますが、それは同時に朋子の消滅を意味するものでした、、、

 

【 光と闇の統合 】

しかし、孔雀は戦いではなく別の選択と行動を取ります。

それは、

 

自分の中の光を朋子に与え・・・朋子の中の闇を自分でも分かち合い・・・

二人が光でも闇でもなく・・・もう一度一つになれる所へ・・・生まれる前の所へと・・・

 

全てを始まりに・・・光と闇を一つに・・・

二人は解脱(げだつ)と向かっていくのでした・・・

 

では、このストーリーはここで終了です!!!

男の子的なストーリーかもしれませんが、如何でしたか???(笑)

そこでまず、