同じような人生を歩んでしまう・・・との根拠は全く無い
と、理性と冷静さを活用する事が出来ます。
しかし、このような渦中にいる折は、理性と冷静さを保てなくなっている面もあろうかと思います。
そのような際、私は耳障りの良い小手先の言葉ではなく、私自身が感じる真実をストレートにお話する事もあります。
それは、
親子と言えども、魂は別ですよ!
という観点です。
つまり、
あなたには、あなた自身の別(オリジナル)の人生の目的がある
と言う事と、
親御さんが経験を通して教えてくれた事を、自分のこれからの人生に役立てる
と言う事です。
これを極端な表現で言うと、
親と自分の人生を切り離して、理性と冷静さを保って考える
とも言えます。
かと言って、わざわざ別居したり、あるいは、親御さんの事を一切気に掛けずにして良い、という意味ではありません。
出来る範囲内で出来る事をするというのも、とても大切な事です。
また、ある特定の時期や状況においても似たようなケースは多々見受けられます。
例えば、ある季節になると体調が芳しくなくなったり、心にさざ波が立つように落ち着かなくなる、など様々です。
これは怪我の古傷や関節炎などのように、明確な原因がある場合とは違うケースです。
そして、このようなケースにおいてもお話をよくよく聞いてみると、同じような時期や状況において、
過去に嫌な出来事を体験していた
という事を思い出してお話される方々もとても多いです。
つまり、
その当時の嫌な出来事が、一瞬にして無意識にインプットされてしまっている
という状態です。
そして、これが心理学的によく言われる「予期不安」となって兆候として現れているというケースです。
「予期不安」とは簡単に言うと、
また同じ(似た)ような嫌な出来事が起こったらどうしよう・・・
と、「不安の先回り」が行われている状態です。
ただ、このような「予期不安」とは程度の差はあれ誰でも持っているものですし、私も持っています(笑)
そして、全てではありませんが、
「予期不安」のほとんどは「取り越し苦労」でもある・・・
という事実も存在しています。
先程からの「他界された・・・」というケースも、あるいは、ある特定の時期や状況において現れやすい兆候なども、
一種の「予期不安」から来ている
という事が大いに考えられます。
そして、何故このような兆候が現れやすくなるのかという理由も一目瞭然です。
なぜなら、
無意識において「不安」などに焦点を絞って合わせているから
です。
つまり、
見たくない!見たくない!・・・と思いながら、「見たくない」ものを見続けている
というのと同様です。
そして、私達の無意識(潜在意識)は、