私達を悩ます?・・・6つの感情 ~タイムラインセラピーから~

「恐怖」は誰しもが感じる感情である事と思います。
実際に体験した事による「恐怖」や、理由が分からないけれど感じてしまう「恐怖」など様々です。
例えば、前世療法を行う際などは、「暗がりが怖い」というケースの場合には、どのような怖さなのかを始めに見ていきます。
すると、

 

突然背後から襲われそうな恐怖・・・

 

などのように、より具体化していきます。
このような漠然とした「恐怖」から、より具体化した「恐怖」をまず探す事で、その人の中に残っている「恐怖」にまつわる出来事などがより明確になっていくケースも多々あります。
そして、

 

「恐怖」のない人生が幸せな人生

 

とも言われますし、これも真実であろうと私も思います。
ただ、「恐怖」の全てが厄介なものという事もありません。
「恐怖」がある事によって、

 

より慎重に、より注意深く物事を進めていく事で、不要なトラブルを事前に避ける事が出来る

 

という点に活用する事も出来ます。
そして、若干の質は違いますが「畏れ・畏怖」を活用して、

 

自らの生活を律する

 

という事には大いに役立ちます。
最近の混乱の元は、この「畏れ・畏怖」に対する無関心さから来ていると思われる出来事も散見されます。

 

次は④の「傷心」です。
これは②の「悲しみ」とも繋がる要素もありますが、イメージとしては「悲しみ」よりも幅は若干ながら狭くも感じます。
この「傷心」の代表例は「失恋」かもしれません。
「愛」という感情はお金で買う事も出来ませんし、無理矢理に強制して成就出来るものでもありません。
「愛」というのは、「育てる(教育)」という事と似通っている点があるように感じます。
それは、どちらも、

 

お互いに育(はぐく)み合って、成長していくもの・・・

 

という点に現れています。
そして、「失恋」による「傷心」が「怒り」に転化しやすいのは、ストーカー行為などからもご理解頂けるかと思いますが、ここでもやはり厄介な点は、「傷心」は、

 

自己憐憫(れんびん)に陥りやすくなってしまう・・・

 

という所です。
いわゆる悲劇のヒロインやヒーローと言った所です。
この過程では、「愛されなかった私に原因がある」などのように自分を責めがちにもなるという点もありますが、一番影響を及ぼすのは、

 

何かの夢や目標を達成するには、何かの犠牲や代償を払わねばならない

 

という、冷静に考えれば不必要なものであるにも関わらず、知らず知らずの内にそのような悲劇を装う過程を設定してしまうという点にあります。

 

次は⑤の「罪悪感」です。
この感情は、②の「悲しみ」のご夫婦などの「死別」のケースにおける時にも当てはまりやすいものと感じます。
もっとして上げられる事があったのに・・・それを出来なかった、あるいは、しなかった・・・などのような「罪悪感」です。
この「罪悪感」は他の人に対して向けられるケースもあれば、自分に対して向けられるケースもあります。
例えば、相手に対してひどい事を言ってしまった・・・などのように、相手に向けられるケースもあれば、自分の信念を曲げてしまった・・・などのように自分に向けられるケースです。
相手に対して向けられている「罪悪感」であれば、もし可能であれば、

 

相手に赦しを請う
あるいは、直接もう逢える機会がないのであれば、
心の中ででも、相手に謝罪する

 

という事と、自分に向けられている場合であっても、

 

ひとまず、自分を赦し、
そして、
これから先の、思い・言葉・行動を変えていく

 

という事で解消に繋がっていくケースも多いです。
そして、その反面として、何かひどい言葉を投げかけられたケースであれば、相手が謝罪をしてきた際は、

 

相手を赦す

 

という事が一番の解決策になります。
そのような状況にないのであれば、①の「怒り」で触れたように、「放っておく」という事でも構いません。
そして、仮にあなたが誰かに赦しを請うた際に、相手が赦してくれなかった時に、あなたの感情を「怒り」に転化させる事のないように重々気をつけるというのも大切な点になります。
なお、この「罪悪感」という言葉では、例えばダイエット中なのにケーキを食べてしまった・・・などのような、微笑ましいケースもある事でしょう(笑)
目標を設定するのは大事な事ですが、出来なかった時に「ストレスを溜めない」という事も、案外見落とされがちな場合も多々あります。

 

最後は⑥の「制限された決定(思い込み)」です。