私達を悩ます?・・・6つの感情 ~タイムラインセラピーから~

「怒り」を持ち続けるという事は、最終的には自分で自分を傷付けている

 

という事にも繋がりかねないケースがあるという事です。
そして、この「怒り」の最終的な解決というのは、

 

他の人や社会、そして、自分自身をも「赦す」

 

という事に繋がりますが、いきなりこのような境地に至る事が出来ないのも、私達人間の性(さが)かもしれません(笑)
そのような場合には、例えば悪口などを言いふらしている人に対してなどは、

 

放っておく

 

というのが自分自身に対しての「赦し」にもなり平穏な心を取り戻す事に繋がっていくケースも多々あります。
そして、放っておく、というのは、

 

その人が行った(悪口などの)言動は、その人に必ず反(かえ)っていく

 

という点を理解する事にあります。
そして、もしあなたが悪口などを言われて、その「怒り」をその悪口を言っている人に対して悪口で反してしまうと、

 

あなたが取った言動があなたに反ってくる

 

という負のスパイラルに陥ってしまう事にもなりかねません。
このような状況の時には、悪口を言っている人にはそれ相応のものが自然と反っていくので、それに対して、

 

あなたがわざわざ協力して差し上げる必要性はない・・・

 

という事になります。
なお、職場などでのハラスメントや、隣近所などで極端な噂を言いふらされるなどの場合には名誉毀損などに該当する場合などもありますので、そのような状況においては、理性と冷静さを保って、上司に報告する、あるいは、裁判などで解決するなどの行動が必要になるケースもあります。
またDV(家庭内暴力)などの、身体的に傷付けられるケースでは、警察や行政に避難し、落ち着いた後に今後の身の処し方を考えるという事も同時に大切になります。
このような手段というのは、理性と冷静さを保っての事ですので、あなたに歪んだ形で反ってくる事はありませんので、ご安心下さい。

 

では、次は②の「悲しみ」です。
「悲しみ」もとても幅の広い感情ですので、今回は2つのケースを挙げてご説明致します。
まず一つ目は「裏切り」による悲しみが挙げられます。
信頼していた人に裏切られた、騙された、などが典型例になりますが、これもいとも簡単に、

 

「怒り」に転化する

 

という事はご理解頂ける事と思いますし、多くの方が経験した事があるかもしれません。
そして、「死別」による別れなどは「悲しみ」で最も多いケースである事とも思います。
例えばご夫婦などのケースでは、

 

どうして私を残して先に逝ってしまったの・・・

 

などの感情から始まり、その感情を埋めようと、「死別」の原因となった出来事などに対し、

 

「怒り」の感情を覚え、ひいては、他界された方への「怒り」へと・・・

 

繋がるケースも多いです。
そして、これがさらに昂じて、

 

何か自分に出来る事はなかったのか・・・、あるいは、もっと優しくしてあげれば良かった・・・

 

などのように、

 

自分に対する「怒り」へと転化していきがちになる

 

という風に捉えられます。
これは自己嫌悪や自分を責める、あるいは、相手の人生を全て背負い込む、などのように極端なケースに偏りがちになる場合も多々あります。

 

次は③の「恐怖」です。