まず、①の「怒り」ですが、実は、この感情はタイムラインセラピーにおける統計のみならず、前世療法においても様々な出来事の起因となっている事が報告されています。
そして、この「怒り」は、あまり年齢に関わらず、私達の誰もが経験した事のある感情であり、これからも経験しやすい感情でもあります。
そして、「怒り」が前世療法においても割合が高いという事は、
前世から解消し切れずに持ち越して来てしまっている・・・
つまり、
「怒り」を感じる原因や理由は必ずしも「今世」の出来事だけとは限らない・・・
という事を意味しています。
そして、この「怒り」が私達を悩ます割合が高いという点には幾つかの理由があります。
その一つ目は、この「怒り」という感情は、そもそもの出発点が「怒り」に起因するものもあるが・・・
他の感情が「怒り」に転化しているものも多々ある
という点です。
つまり、
様々な感情は、最終的には「怒り」となって現れやすい
という特徴があります。
例えば、最近イライラする、何か無性にムシャクシャする、などの理由でカウンセリングなどを受けてはみたものの、あまり変化が見られないというケースでは、
「怒り」のそもそもの起因となっている他の感情に行き着いていない
という事もあります。
つまり、イライラやムシャクシャという状態から考えて「怒り」の感情に理由を探そうと試みてはいるが、
「怒り」の感情に原因や理由があるのではなく、真の理由や原因は他の感情に存在している
という事です。
つまり、他の感情が起因となって、それが最終的に「怒り」となって現れているので、「怒り」のみにアプローチしてもあまり変化が見られないという事になってしまいます。
「怒り」の感情の割合が高いという事は、確かに私達の誰もが、年齢に関わらず感じやすい感情でもあり、前世から持ち越して来てしまっている割合も高く、なおかつ、他の感情からの転化という現象においても「怒り」となって現れているので、かなりの確立で「怒り」を感じる傾向が高くなっているという現象になっています。
「怒り」を感じるのは、直接のコミュニケーションにおいて嫌な事をされた、あるいは、悪口を言われたり、時にはイジメやハラスメントを受けたというケースもとても多いかと思います。
そして、この「怒り」が私達を悩ますトップであると同時に、厄介な点というのが、
この種の「怒り」は他の人へ対してのみならず、気づかぬままに、周囲の人や社会への「怒り」
などに拡大しやすいという点があり、さらに、
他の人や社会への「怒り」が・・・知らぬ間に、自分へ向けた「怒り」へと転化してしまう
というケースがとても多いという点です。
つまり、