見ている景色は違う・・・? ~潜在意識における経験の差と年月の積み重ねの違い~

自分のことを理解ってもらう前に、相手のことを理解しようと努める姿勢

 

が大いに役に立ちます。
これは勿論、相手の言いなりになったり、自分の意見を押し殺すという意味とは違います。
まず前提として、

 

相手の見ている景色と自分の見ている景色は違う

 

ということを意識することです。
そうすると、

 

見ている景色の中の違いが分かってくる

 

ということに繋がり、この違いを知るということが、

 

相手を理解する

 

ということに繋がっていきます。
そして、一番身近であろうと思われる親子の間でも違いが生じるのであれば、

 

それより広がっていく人間関係においては違いがあって当たり前

 

と思えるようになっていきます。
そして、相手との違いを自分が理解するということは、

 

相手に自分のことをより理解して貰える

 

ということと表裏一体の関係になっていきます。
「見ている景色は違う」ということを少し意識するだけでも、より素晴らしい人間関係における構図や色遣いを彩っていけることと思います。

そして、確かに「見ている景色は違う」ということはありますが、「見ている景色は同じ」ということも多々あります。
そこで皆さんは「テレパシー(telepathy)」という現象をどのように捉えているでしょうか?
一般的にテレパシーとは、

 

言葉を介することなく意思疎通を行うこと

 

と捉えている方も多いかもしれません。
これが間違いということではありませんが、テレパシーには別の見方や解釈も存在します。
それは、

 

テレパシーとはある状況や出来事などに関して、同じ感情を持ち、同じように反応すること

 

という見方や解釈もあります。
言わば、その場の雰囲気を同じく読み取るといった、

 

シンパシー(sympathy) = 共感・共鳴

 

という表現の方がシックリくる方が多いかもしれません。
そして、「見ている景色が違う」と意識しているからこそ、

 

同じ景色を見ている、という違いをも感じることが出来る

 

という表裏一体の関係が成り立ちます。
テレパシーというと、何かオカルトめいた類のお話と思われていたかもしれませんが、私達が日常的に経験している一つの現象に過ぎません。
人間関係においては色々な状況や出来事がありますが、まずは、「見ている景色が違う」ということを意識し、それがひいては「同じ景色を見ている」ことと表裏一体であるということをよろしければ考えてみて下さい。

 

ちなみに、ここから先は余談ですが、現在、道徳の教科書検定が話題に上がっています。
パン屋を和菓子店に修正させたり?といった点もある模様ですし、今後は「特別の教科」とされ、点数での数値化は行わないようですが、記述式などの成績評価の対象となるようです。
その他にも色々な問題点なども指摘されています。

今回のテーマの裏側には、いわゆる「人それぞれの景色の見え方がある」という至極当然のことを扱いました。
しかし、今回報道されているような道徳に関するニュースを見ていると、

 

同じ景色を見ていると思い込ませてしまう
ということと、
他の人と同じ景色を見れない人は評価が違ってきてしまう

 

といった点が多々あるように感じ、個人的には危惧を感じる面も多々あります・・・

 

ちなみに、今回と関連したテーマと致しましては2018年5月19日の第202回目のTOPICS『 人生はあなたを「通して」現れる 』、2015年4月1日の第39回目のTOPICS『 信じることは見ること VS 見ることは信じること 』などもございます。

 

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