「ドラゴン桜」からの小さな簡単な自信の積み重ね ~減点方式と加点方式も~

その一方で、英語に関して「出来るのか?」という点に関しては、アルファベットは書ける、あるいは、簡単な挨拶ぐらいであれば出来るかもしれないのに、「出来る」とは答えづらいという側面が見えます。
ここには、英語が「出来る」というのは、ペラペラと話せる、あるいは、長文を読むことが出来る、といった何らかの前提条件を自分で設けていることと思われます。
そして、「出来る」ことと「出来ない」と考えていること、あるいは線引きを設けている前提条件を創り出しているのは、

 

他ならぬその人自身である

 

ということです。
勿論、自分自身に高いハードルを設定し、それを超えていく目標を課すことも大いに役立つことと思われますし、素敵なことと思います。
しかし、「出来る」ということに関してあまりにも高いハードルを掲げてしまうということは、時には、

 

絶対的な完璧主義

 

を目指さざるを得なくなるように、自らの自信を積み上げているという実感を伴う状況を自らが塞いでしまっているケースもあることと思います。
そして、これはご自身のことのみならず、同じような前提条件を、

 

他の人にも求めてしまいがちになる

 

というケースに繋がっていくこともあり得ます。
自分に高い負荷をかけて「出来る」ことを目指すというのも一つの方法ですが、そのためには、

 

事前に高い筋力を養う

 

必要性も出てきます。
これが出来る人はそれでも構わないと思います。
ただ、その一方で、あまりにも自分の身の丈に合っていない高い目標を「出来る」という点に設定してしまうと、多くは達成出来ないだろうとの思いで途中で諦めてしまうこともあろうかと思います。
なぜなら、ここでの「出来る」という意味は、

 

出来て当たり前

 

という思いも隠れているからです。
このTOPICSでも繰り返しお伝えしていますが、高い目標を達成するのに効果的な方法の一つには、

 

簡単にクリア出来る小さな目標を段階的に創っていく

 

という点が挙げられます。
もし、なかなか自分の行っていることに自信を持てないと感じてしまう時は、まず、「出来る」という小さな簡単な自信を自分が持てるために、

 

自分自身の中であまりにも高いハードルを設定していないか?

 

という点を考えてみて下さい。
そして、ハードルが高いと感じた時に、

 

自分の能力はその程度・・・!?
と思い込んでしまう代わりに、
自分に出来ることは何か・・・?!

 

という点を探してみて下さい。
低いハードルを設定するというのは能力が低いから、ということでは全くありません
簡単にクリア出来る目標を段階的に掲げていくというのは、先ほどの、より高いハードルを超えていくために事前に筋力を養うことと自然と結びつき、

 

無理することなくマイペースで自信を高めていける

 

ということに繋がっていきます。

それでは、次は「減点法」に話題を移ります。
ところで、私は2015年11月のTOPICS「明石家さんま さんの「神対応」から」において、人生における「加点方式」の有用性もコメントしています。
「減点法」と「加点方式」では全く真逆のことのように思われるかもしれません・・・
しかし、「逆もまた真なり」ということと、どのような状況や環境であろうと、ポジティブな面を見出せばポジティブな反応を得られる、という視点から以下は読み進めて頂ければと思います。