第133回:『 意識の器(うつわ)と心のケア ~デカルトの心身二元論の真の意味も含め~ 』
【 その他参照ワード:代体、コピーフェイス、アンチエイジング、サプリメント、スピリチュアル 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
今回は身近な小説やドラマや映画から、少々スピリチュアルな視点も含めた内容ですが、気軽に読み進めて下さい(笑)
【 小説「代体」から 】
『 代体 』(作者:山田宗樹、発行:KADOKAWA)という小説があります。
この中で主軸となるのが、
人間から意識を取り出す技術が発達し・・・
その意識を人体そっくりの機械である「代体」に移すことが出来るようになった・・・
という場面から始まります。
「代体」の活用法には、例えば怪我や病気で苦痛を伴う治療を行う間、意識を「代体」に移すと苦痛を避けることが可能になります。
更に、長期に渡る治療でも「代体」を活用すると、今まで通りに仕事や家事が出来るようになります。
そして、意識を移すことが可能な技術では、
ある人の体から、その人の意識を取り除けば・・・
意識が取り除かれた体には、他の人の意識が宿ることも可能になる・・・
というテーマです(笑)
今までと「見た目は一緒」なものの、
他の人の意識が宿っているので別人格となり・・・
その状況に周囲の人々がどのように対応出来るのか!?
というのも大きな課題となります!
【 ドラマ「コピーフェイス ~消された私~」から 】
『 コピーフェイス ~消された私~ 』(NHK)というドラマがあります。
飛行機に女性Aと女性Bが隣同士で乗っていました。
飛行中にAとBの席が入れ替わり、飛行機が墜落して実際はAが亡くなります。
しかし、周りの人々はBが亡くなったと勘違いし、実際に生き残ったBは、外見上はAそっくりの美容整形を施されます。
つまり、見た目はAでありながら、意識はBのままで、美容整形を施した病院の不正を暴いていくストーリーです。
そして、周りの人々はAが生き残ったと思い接していくものの、実際に生き残ったのはBなので、そこから様々な対応が渦巻いていく内容です。
次は海外のドラマから2つ紹介します!
【 新たな意識が宿ると体も変わる!? 】
1つ目のドラマでは、男性の双子の兄弟がいました。
兄は犯罪に手を染めて、それが元で殺されてしまいました。
一方の弟は、銃で撃たれた脳の損傷で手足が不自由となり、リハビリを続けながらも、仕事は出来ない状態でした。
弟を助けるべく、霊(魂)となった兄は、弟が眠っている時に弟の体に宿ります。
そして、弟の体を使って夜の間に仕事をしてお金を稼ぎ、弟の生活の面倒を見ていました。
実は、弟は兄が死んでいるとは知らされていません!
兄は弟の体に宿っている間に弟の銀行口座にお金を振り込み、弟の留守電にメッセージを残し、自分(兄)は生きていると弟に思い込ませていました。
弟には全く身に覚えのない状態の中、手足が不自由な弟の体に兄の意識が宿ると、その間は弟の体の不自由が解消されている側面も描かれています。
【 (魂の)引き継ぎ!? 】
2つ目のドラマでは、不慮の事故で男性Aが亡くなりました。
しかし、Aは恋人への思いから未練を断ち切れず、この世に留まっていました。
ある日、男性Bが事故で亡くなる現場に、霊(魂)になったAが居合わせていました。
すると、霊(魂)であるAは事故で亡くなった直後のBの体に入り込みました!
周りの人々から見れば、Bが生き返った、、、と衝撃を受けます(笑)
しかし、Bの体に宿ったAは「自分はAである」という記憶を回復させることが出来ずにいました。
故に、Bが築き上げて来た周りの人々との関係や体などから、AはBとして生きようと試みます。
そして、時折復活する「自分はAである」という記憶や恋人の助けを元に、体はBでありながらも「自分は紛れもないAである」との自覚を取り戻し、恋人との仲を復活させる内容です。
ドラマ内では、この現象を「(魂の)引き継ぎ」と呼んでいます!
また、映画『 マトリックス 』や『 君の名は。 』でも、「意識の移動」が描かれています!
ところで、ここまで紹介した小説、ドラマ、映画の全ては、実話ではなくフィクションです(笑)
しかし、これらの全てで、一つの共通点を見出すことが出来ます、、、