レガシー・ 遺産、、、? ~長年の人々の思いが込められているかどうか~

一瞬の出来事でも潜在意識に根を下ろす

 

というケースがある点です。
ある意味トラウマというのは長年の蓄積というケースもありますが、当然のことながら一瞬の出来事でもトラウマとなり得る可能性はあります。

 

例えば、アサリやシジミを食べていて、「ガリッ」と砂が入っていたら、その後食べるのを躊躇したり、気をつけて食べるといった経験はないでしょうか?
あるいは、ゴキブリなどを見かけ無事に追い出した後でも、何か残像が残っていたり、黒っぽいものがゴキブリに見えたりといった経験はないでしょうか?
これらは時と共にすぐに忘れていくケースが大半で支障もほとんどないでしょうが、潜在意識への到達という意味では根本は同じです。

 

私達の意識というのをエネルギーの観点から捉えている研究も多々あります。
そこでは、意識が持つエネルギーは振動を繰り返しています。
通常はそれほど高くなく一定の振動数を繰り返していると言われていますが、このような目に見えず、私達が意識し得ない振動の「繰り返し」により、常日頃目にし、耳にしている事柄が潜在意識に到達しやすくなっている可能性もあります。
また、一瞬の強い衝撃の事柄により、振動数が高くなり、なおかつ、振動の「繰り返し」の数が平常より増加することにより、一瞬でも潜在意識に到達しやすくなる下地が出来上がっているのかもしれません。

 

しかし、怖れる必要性もありません
自分が何を見聞きし、どう感じているかを頭の片隅に置いておくことで、あなたにとって不要な事柄は取り除かれていきます。
それがどんなに繰り返しあなたが見聞きしようと同じことです。

 

そして、もう一つの方法として、新たな見方や別の視点を意識するということが挙げられます。
このような意識を持つことにより、あなたの中の不要な古い観念に新たな視点が上書きされていきます。
何かの意識を変えるのに、一瞬の強い衝撃を経験する必要性もありません。
今回のような、「繰り返し」流されているあなたの周りの出来事や話題に関して、新たな視点、別の角度からの見方を心掛けてみると、あなたにとっての最良の観念が自然と身になっていくことと思われます。
そして、そのような観念が多数派の意見と違っていても構いませんし、犯罪的なことでなければ善悪の判断もさほど気にする必要性もありません。
また、その後にその観念が変わっても大丈夫です。
あなたの周りの身近にある出来事や話題などから、あなた自身の変化のきっかけを見つけ出すことを意識することで、素敵な変化がもたらされるかもしれません、、、、、

 

ちなみに、今回のような短いフレーズはコマーシャルなどでもよく見受けられます。
批判という意味ではなく、例えばナレーションの上では「100%消臭」と流されていますが、実際の画面上では、「100%消臭」の後ろに「(100%消臭)に挑戦というフレーズが付け加わっていたり、過払い金などで「あなたの借金を取り戻します」などのナレーションが流れていても、画面の下の方には読めないような小さな字で注意書きが付けられていたり、あるいは車の自動ブレーキなどのコマーシャルでは、その後、短時間では読めないような注意書きが映されていたりなどのケースもよく見かけることと思います。
そして、私達の意識に残っているのは、「短いフレーズ」であることがほとんどです、、、、、
よく観察してみると、上記以外にも色々な発見もあるかもしれないですので、遊び心で観察してみて下さい。

 

また、今回と関連したテーマと致しましては2016年8月12日の第112回目のTOPICS『 「女」という字からの社会的暗示 』、2015年7月10日の第53回目のTOPICS『 気になっている「言葉」 』などもございます。

 

※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。

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