第121回:『 レガシー・ 遺産、、、? ~長年の人々の思いが込められているかどうか~ 』
【 その他参照ワード:催眠療法、暗示療法、トラウマ 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
現在、TVや新聞では「豊洲市場の移転」や「東京オリンピックの施設」の話題が、連日連日「繰り返し」取り上げられています!
確かに大切な問題ですが、少し冷静さを欠き、視聴者に何を伝えたいのか!?という本質が分からない報道が目立ちます!
【 提案と暗示 】
カウンセリングでは新たな視点、別の角度からの見方などの「提案」を一方法として取り入れています!
勿論、「提案」を受け入れるか否かもクライアントの自由意思に委ねられ、強制される性質のものでは全くありません。
そして、特にヒプノセラピー(催眠療法)では「提案」がよく活用されます!
そして、「提案」は「暗示」と同じ意味合いも兼ね備えています。
ヒプノセラピーにおける「暗示」とは、
「通常もっともだ」と思われるアイデア(提案)であり、「現実的に真実として受け入れられる範囲の事実」
で構成されています。
【 オカシナ暗示は絶対に受け入れられない 】
そこで、一つのケースを紹介します!
例えば暗示療法の際に、私が次のように話したとします。
これからは「あなたの背中に翼が生えて」、自由に飛び回ることが出来ます!!!
この暗示を聞いたら、どのように感じるでしょうか???
おそらく多くの人が「そんな事は現実的にあり得ない!!!」「この人は一体全体何を言っているんだ???」と、即座に催眠から覚め、私の元から足早に去っていくでしょう(笑)
それでは、次のように話したらどうでしょうか???
これからは「あなたの心に翼が生えて」、自由に飛び回ることが出来ます!!!
どうでしょうか???
この暗示ならば、多くの人が受け入れてくれます(笑)
この二つの暗示の「違い」は、
「背中」と「心」の部分のみ
です!
【 受け入れられるのはメタファー(物語や比喩・暗喩) 】
「背中」の暗示は「現実的に真実として受け入れられる範囲の事実」を逸脱しています(笑)
一方、「心」の暗示は「通常もっともだと思われるアイデア(提案)」の範疇に収まります!
なぜなら、「翼」は体に関するものではなく、「自由」あるいは「解放」などの「メタファー(物語や・比喩・暗喩)」として活用されているからです!!!
勿論、想像やイメージ下でも「心に翼が生えることはあり得ない!」と思う場合は別ですが、、、(笑)
しかし、私達の多くは「心が浮き立つ」などの表現に慣れていて、「心」を用いた暗示は受け入れられることが多いです!
そして、ポイントになるのが「背中」や「心」という、
「短いフレーズ」でも違いが出る!!!
という点です!
【 レガシー・遺産とは 】
では、本題の「レガシー・遺産」に入ります!
レガシー・遺産と聞くと、何が頭に浮かびますか???
ここから先は私の勝手な見方なので、正しいものでも絶対的なものでもありません(笑)
自由に考えて下さい!
例えば伊勢神宮はレガシー・遺産にふさわしいですか???
伊勢神宮では式年遷宮という、本殿などを20年に1度建て替える儀式が行われます。
つまり、本殿などの建造物はどんなに古くても20年前のものです!
それでは、奈良の東大寺の大仏はどうですか???
2度の大規模な焼失により、当初から残存している箇所は一部であるとは言え、その他の多くの部分は数百年前のものです!
では、伊勢神宮と東大寺の大仏の「共通点」はどこにあるでしょうか???(笑)