ゴースト・幽霊も暗示にかかる? ~生前の文化や風習などの違いも暗示になる~

これが第2の暗示です。

日本においては土葬にせよ現在のような火葬にせよ、棺桶や樽などに白装束を着せて葬るというのが古くからの習いです。
一方の西洋では未だに火葬を行わない所も多く、また埋葬する際にはスーツやドレスなどの正装のように、生前にその人が好んでいた装いにしてあげるケースが多いと聞きます。

 

また、これも一般的なスピリチュアルにおける見解ですが、ほとんどの人は自分の葬儀に自分自身として立ち会っていると言われています。
その際に棺に入った自分の装いが白装束であるか、あるいは、スーツやドレスであるかの視覚的なものも影響を及ぼすことと思われます。
幽霊が一般的には白装束で登場し、ゴーストが色とりどりのカラフルな姿で登場するのも、この辺りの習わしという暗示の違いかもしれません。

 

ちなみに、西洋においては信仰上のものから悪魔やサタンなどの存在が人とは別の存在として描かれたりしています。
時には、この別の存在が人に憑依をして悪さをする映画なども多くありますが、日本においてはこのような人とは別の存在としては妖怪などとして馴染みのあるものかもしれません。
幸福を呼ぶ座敷童などは素敵な一例かもしれませんね。

 

では、ここまで第1の暗示、第2の暗示と見てきましたが、他にも暗示と思われるケースは色々あります。
それは、今まで見てきたような死後にも影響を与える暗示もあれば、今生きている私達がかかっている暗示というのもあります。

 

例えば、死後にも影響が残るケースとして、よく墓地や霊園で幽霊やゴーストを見かけるというお話があります。
これも死後はお墓で眠るもの、という暗示が影響してお墓をお家と思い込んでいるのかもしれません。
最近では、死んだ後までも旦那や姑と一緒にいたくないなどの理由で分骨などをするケースも多いようです。
このような思いも執着に繋がっていくのかもしれません。

 

一方では、以前に「千の風になって」という歌が流行しました。
『 私のお墓の前で 泣かないで下さい そこに私はいません 眠ってなんかいません・・・ 』という歌い出しです。
この歌詞を誰が作詞したのかという説は色々ありますが、原詩は作者不詳とのことです。
面白いものですが、この歌を好きな人はお墓で目撃されることはないことでしょう、、、、、

 

また、今生きている私達に関する暗示として、病院では幽霊やゴーストの目撃談が多いというお話も耳にした方は多いかもしれません。
しかし、実際には病院において幽霊やゴーストはほとんど見かけないというのが実状だそうです。
勿論、何らかの理由で亡くなったことにすぐには気づかず、少しの間病院で過ごしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、私達も病気やケガが治ればお家に帰るのと同様に、亡くなった人もすぐにお家に帰りたいという思いは一緒だと思います。
また、目撃した対象がある人の残留思念であるという見解もあります。
残留思念とは、言わばエネルギーの痕跡のようなもので、例えば私達が砂場に足を踏み入れると、しばらくの間、砂場に靴の後が残っているような感じです。

 

他には、日本人にとっては信じがたいことかもしれませんが、イギリスではゴーストが出るホテルやお家は人気が高く、値段も高いという風潮があります。
そのような気質のあるイギリス人にとっては、自分の死後にお家の資産価値を高める?ということでこの世に留まることを楽しんでいるケースもあるかもしれません!?
なぜなら、死後も個性は変わらないからです。

 

さて、色々書き連ねてきましたが、今回のテーマはある意味、身も蓋もない内容です。
そもそも、死後は全てが無になる、というのが真相であれば、今回のお話も全く意味をなさない空虚なお話となることでしょう。
しかし、もし仮に死後も魂は存続する、とすれば、、、、、

 

未練や執着をなくすというのは、実は、この世における一部の人のための常識や、特定の人の利益を考慮した社会観などを払拭することなのかもしれません。
そして、物事の本質を捉える、ということが死後の目的の一つなのかもしれません。
真実は分かりませんが、このような目的は生きている今でもすぐに行えることのようにも思えます。
そして、今回のようなテーマの視点においては、今まで思い込んできた人生というものの位置づけや捉え方、そして、先に旅立った方々への思いや接し方などに素敵な変化が及ぼされるかもしれません。

 

また、ゴーストや幽霊と聞くと、怖い、何か悪さをされるのでは?あるいは頭がおかしいのでは?などと思いがちになってしまいますが、

本当に怖いのは実は生きている側の人間では?

という視点も見失いがちになっているかもしれません、、、、、

 

今回のゴーストバスターズの映画は、ブラックジョークやアメリカンジョーク的な会話も多いので日本人にとっては馴染みがあまりないものかもしれませんが、単純なストーリーですし、映像として観てるだけでも小さいお子さんから大人まで楽しめますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

また、「幽霊を捕まえようとした科学者たち」(著:デボラ・ブラム 訳:鈴木恵 文藝春秋)という書籍では、医師、物理学者、数学者、哲学者、心理学者などがゴーストハンターズとして様々な試みを行ったお話が書かれていますので、興味のある方は読んでみると面白いかもしれません。

 

他には2017年7月30日の第160回目のTOPICS『 夏場に多い心霊番組の「見方」を変えてみる 』なども参考になるかもしれません。

 

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