マトリョーシカという自分 ~「三位一体」という自分自身を意識してみる~

第105回:『 マトリョーシカという自分 ~「三位一体」という自分自身を意識してみる~ 』

【 その他参照ワード:インナーチャイルド、ハイアーセルフ、イメージ療法 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

TOPICSでは幾度か「インナーチャイルド」そして「ハイアーセルフ」にも言及してきました!

 

ただ、抽象的な概念の印象が強いこと。

それと同時に、具体的に「自分」との関わりが「見え辛い」こと。

更に、「言葉」では伝わり辛い面もあるでしょう

 

 

そこで、今回はインナーチャイルドやハイアーセルフを視覚的なイメージで捉えてみます!!!

 

【 マトリョーシカとは 】

まず最初に、マトリョーシカは知っていますか???(笑)

念の為に簡単に説明します!

 

マトリョーシカはロシアの民芸品の人形です。

日本風に見れば「こけし」と「達磨」を合わせたような人形です(笑)

 

この人形の特徴は、人形の中から同じような人形が複数出てくる多重的な構造です。

通常は5~6体の人形から構成され、一番小さな人形を次に大きな人形が包み込みます。

それが順に繰り返され、結果的に一番大きな人形の中に全ての人形が包み込まれる仕組みです!

 

 

【 インナーチャイルドを手始めに 】

では最初に、3体のマトリョーシカをイメージします!

 

一番大きな人形を「A」

中間の人形を「B」

一番小さな人形を「C」

 

ひとまず、このように設定します!

 

「B」の人形の中には「C」の人形が包み込まれます。

一番大きな人形の「A」の中には、「C」の人形を包み込んでいる「B」の人形も包み込まれます。

 

そして、「今」の自分は「B」の人形に該当します!

そして、「C」の人形は自分の中の「インナーチャイルド」に該当します!

 

 

【 インナーチャイルドの違い 】

インナーチャイルドとは、自分の中に存在する当時の子どものままの自分です!

 

インナーチャイルドと聞くと、通常は傷付いた状態の子どもの自分をイメージする人が多いですが、傷付いている場合に限りません(笑)

喜びに満ちている当時の子どものままの自分も含まれます!

 

では、傷付いているインナーチャイルドと、喜びに満ちているインナーチャイルドの「違い」はどこにあるのでしょうか???

それは、

 

「今」の自分に統合されているかどうか

 

です!

統合と言うと難しく感じるでしょうが、要は「受け入れられているか!?」というものです。

 

喜びに満ちているインナーチャイルドは、「今」の自分がほぼ無意識のまま統合して(受け入れて)いるので、その存在に気づくことはめったにありません!

 

逆に表現すると、ちゃんと統合されて(受け入れられて)いるので、わざわざインナーチャイルドが「今」の自分に認めて貰おうとアピールする必要性がないという事です(笑)

 

 

では、傷付いているインナーチャイルドはどうでしょうか???

 

傷付いているインナーチャイルドは、まず自分の存在を「今」の自分に認識して欲しいとの思いから、色々なアピールをしてきます。

なぜなら、認識してくれないと統合して(受け入れて)貰えないからです!!!

 

マトリョーシカのイメージでは、喜びに満ちているインナーチャイルド、つまり「C」の人形は、「今」の自分たる「B」の人形の中にしっかりと包み込まれています!

言わば、母親の胎内に包み込まれている「胎児」と同じような感じかもしれません(笑)

 

しかし、傷付いているインナーチャイルドは「C」の人形として、目に見える形で「B」の人形の目の前に存在しています。

なぜなら、繰り返しですが自分を認識して貰う必要があるからです!!!

 

つまり、「今」の自分たる「B」の人形と、傷付いているインナーチャイルドたる「C」の人形は、それぞれ独立して存在しているという事です。

 

本来はどちらも「同じ自分」であるにも関わらず、、、

 

 

傷付いているインナーチャイルドを癒やすというのは「その当時の自分」、そして「その当時に起こった出来事」、そして「その出来事に関わっている人間関係」などの全てを癒やすことを意味しています、、、