【 嘘もマインドコントロール(洗脳)になる 】
間もなく、アッシェンドルフ収容所も制圧され、ヘロルトは部下20人を引き連れて逃げ出します。
更に、逃げ込んだ町で民間人や部隊の仲間を続々と虐殺します。
そして、憲兵隊にヘロルト達は逮捕されました。
軍法会議が開かれるものの、ヘロルトは4時間直立不動を続け、様々に「弁明」という嘘を駆使すると、逆に軍人として「評価」され、無罪となりました。
死刑の回避は成功したものの、ドイツは降伏し、その後のヘロルトは「何食わぬ顔」で清掃員としてドイツ国内で働いていました。
しかし、その後にイギリス海軍により逮捕されます。
ヘロルトは、この1ヶ月間の嘘を付いた出来事を「白状」し、収容所で射殺した遺体の発掘に駆り出されます。
この時、ヘロルトの元部下達も駆り出されますが、ヘロルトが元部下達に穴を触れと「命じる」と、素直に従いました。
ヘロルトが大尉というのは、「既に」嘘と判明していたにも関わらず、、、
そして、ヘロルトは処刑されました、、、
ところで、ヘロルトは先ほどの「秘密は墓場まで持って行く」事は出来ませんでした。
ここに魂の視点を当てはめると、
秘密は墓場に行った「後に」明らかになるどころか・・・
魂として人生の「内省(振り返り)」をして・・・
自らで蒔いた種は自らで刈り取る・・・
という「カルマ(業)」と向き合う事になります。
故に、カルマ(業)とは「誰か」から課される罪や罰ではなく、
全ては自分次第!!!
という事です!
では、番組の紹介は終了し、締め括ります!
【 歯止めが利かなくなる嘘 】
ヘロルトも当初は、脱走兵に間違われない「自らの生き残り」の為に、大尉の制服を着用しました。
言わば、ヘロルトにとっては「小さな嘘」だったのかもしれません。
しかし、「負の成功体験」を積み重ね、そこに「負の自信」が加味された事で、
大きな嘘で小さな嘘は隠せないどころか・・・
更なる悲劇(一大事)を引き起こした・・・
という面は否めません。
これは、先ほどのカルマ(業)の表現を変えた、
自分のした事は自分に反ってくる
という視点が当てはまります。
そして、TOPICSでは幾度も、
最も問われるのは真の動機
と伝えています。
繰り返しですが、ヘロルトの「当初の真の動機」は自らの生き残りの為でした。
言わば、制服を着用した小さな嘘が、「嘘から出た実」になったという事です。
しかし、その後の「展開」では、嘘を付き続けざるを得ない(嘘がバレると死刑になる)とは言え、本来は味方の兵を虐殺する「必要性も理由も」全くありませんでした。
しかも、ヘロルトは自らの嘘がバレないように、言わば「口封じ」の為に虐殺した訳ではありません。
つまり、ヘロルトは、
嘘を重ね続けた事で「(当初の)真の動機」を見失い・・・
自らの嘘で「自縄自縛」に陥った・・・
と言えるかもしれません。
勿論、先ほどの承認欲求に加え、ヘロルトは幼少期からイジメの首謀者であったり、「虎の威を借る狐」の如く他者に対して「優越感」を抱く気質(個性)があったと言われています。
しかし、
嘘はどこまで行っても嘘であり・・・
どこまで行っても、嘘という「一つの選択肢しか」存在(成立)しない!!!
というのが、事実であり真実です!