【 キムのアイデンティティとは 】
キムが亡くなる1年前、雑誌の取材を受けています。
取材をしたのが、京郷新聞の記者のイ・ユジン氏です。
ユジン氏は、キムは身の周りの製品の全てに「日本製」を使っていたのが、とても印象に残っているそうです。
そして、次のように話します。
ユジン氏:
『 日本が嫌いな方だと思っていましたが、全然そうじゃありませんでした。 アイデンティティは確実に日本人だったと思います。 彼の言葉や行動、使う単語も日本的でした。 取材の最後に「どんな人生だったか?」と聞いたのですが、「私は愛国者ではない。 差別に抗い、絶えられずに事件を起こした犯罪者だ」と言い切っていました。 私はそれが本心だと思います。 日韓の複雑な歴史の中で、波に乗ったかのように流され、英雄にもなり、犯罪者にもなる。 でも結局、韓国では忘れられてしまいました。 』
そして、キム氏は2010年3月26日、死去しました、、、
では、番組の紹介は、ここで終了です!
そして、差別やイジメも含め、「翻弄」された人生ですが、だからと言って、殺人が肯定される訳でも全くなく、「美談」として紹介した訳でもありません!!!
そして、間髪入れずに、漫画本『 美味しんぼ 』(作:雁屋 哲、画:花咲アキラ、小学館)から、第20巻に掲載の「カニカニ大合戦」の回をシンプルに眺めます!
【 誰も気づかなかった食わず嫌い 】
主人公の山岡士郎が、ジャズの鑑賞に行きました。
山岡いわく、超豪華メンバー(4人)で、演奏をワクワクしながら楽しみにしていました(笑)
しかし、いざ演奏が始まると、それぞれ「自分だけが目立とう」とアピールし、演奏のハーモニーが崩れ去り、途中で終演となりました。
そこで、山岡はメンバーに知り合いがいたので、楽屋に「事情」を尋ねに行きます。
話を聞くと、結成したばかりのメンバーなのに、皆が憎み合っていて、もう顔も見たくないという有り様でした。
そして、憎み合う「理由」を山岡が尋ねると、皆が「カニ」と答えます、、、
実は、4人それぞれの大好きなカニが「違って」いて、それぞれが「自分の大好きな」カニが一番美味しいと言い張って、収拾がつかなくなっていました。
そこで、山岡はカニカニ大合戦を目論見ます(笑)
後日、4人のメンバーを集めて、山岡は話します、、、
『 先日、みなさんがカニのことで争っている時に、疑問に思ったのは、四種類のカニをすべて食べたことのある人はいないのではないか、ということです。 』
では、もう「結論」は分かりますよね!?(笑)
山岡は、4人にそれぞれが大好きなカニ4種類を「実際に食べさせ」、無事に再結成となりました!!!(笑)
では、締め括ります!!!